北浜駅は、網走駅と釧路駅を結ぶ釧網本線にある駅の一つ。オホーツク海にもっとも近い駅として旅人に有名です。
夏は真っ青なオホーツク海が、冬は真っ白な流氷がホームのぎりぎりまで迫る風景は、この駅でしか見られない風景です。
また駅舎内には「停車場」というレストランもあり、窓からオホーツク海を見ながら食事を楽しむこともできます。
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北浜駅舎
すぐ背後にはオホーツク海が広がっていますが、冬は流氷で埋め尽くされるため、陸との境目が分からなくなります。
古い木造の駅舎が旅情をかきたててくれます。赤い丸ポストもいい味を出していますね。 [ 2008.3.1 撮影 ]
駅舎内
初めてこの駅を訪れた人は、まずこの光景に驚くでしょう。名刺や写真、外れ馬券までが壁いっぱいに貼ってあります。
この駅を訪れた人たちが記念に貼り付けていくのです。ひとつひとつ見ていくと、意外と近所の人がいたりして面白いです。 [ 2008.3.1 撮影 ]
時刻表
北海道らしい、あっさりした時刻表です。釧網本線と呼ばれる割には、釧路へ抜ける列車はわずか1日4本しかありません。
快速「しれとこ」、流氷ノロッコ号などすべての列車が停車するため、周囲の駅よりはこれでも本数は多めです。 [ 2008.3.1 撮影 ]
ホーム
列車待ち用の椅子が4つ並んでいますが、冬はとても寒くて座っていられません。観光客や地元の高校生が比較的多く利用するので
冬の観光シーズンにはきちんと除雪が行われており、保安員の人もホームに常駐しています。寒いだろうなぁ・・・。 [ 2008.3.1 撮影 ]
ホームから見る冬のオホーツク海
単線の線路の向こうはすぐにオホーツク海。その距離、わずかに20m。冬はびっしり流氷が接岸します。
流氷の上を吹き抜ける北風は非常に冷たく、こうしてホームに立っていられるのはわずかな時間です。 [ 2008.3.1 撮影 ]
北浜駅展望台
初めてこの駅を訪れたときはまだありませんでしたが、観光客の増加に伴って立派な展望台が完成しています。
列車利用者だけでなく、すぐ脇を走る国道から訪れる団体バスの観光客も訪れるため、混雑する時もあります。 [ 2008.3.1 撮影 ]
展望台から見るオホーツク海
どこまでも視界いっぱいに流氷原の広がるオホーツク海は、まさに圧巻のひとことに尽きます。
天気のいい日は知床半島が一望でき、半島の山々までくっきりと見渡すことができます。 [ 2008.3.1 撮影 ]
天気のいい日
同じ展望台からの景色でも天気がいい日は景色もだいぶ変わります。知床連山もきれいに見えています。
ちょうど網走行きのキハ40系が北浜駅のホームにゆっくりと入線してきました。意外と乗り降りがあります。[ 2008.2.9 撮影 ]
走り去るキハ54系
右手にオホーツク海を見ながら、北浜駅を出発し網走方面へと向かうキハ54系。殺伐とした風景が広がります。
雪が多いように見えますが、降雪量だけで言えば札幌の方がずっと上。ただ、風が強く、気候は厳しいです。 [ 2008.3.1 撮影 ]
喫茶 停車場
北浜駅舎の半分を使って営業している喫茶店です。気軽なランチから予約制のディナーまで、豊富なメニューが揃っています。
釧網本線には、他に藻琴駅、止別駅、川湯温泉駅、塘路駅にも駅カフェがあり、列車待ちにはぴったりです。[ 2008.3.1 撮影 ]
「停車場」の座席
昔の車両のボックスシートをそのまま使用した座席は、なんとなく駅カフェらしく、また懐かしくていい感じです。
その他にも見て分かるとおり、制服やタブレット、サボ、網棚まで揃っていて、鉄道ファンには嬉しい店内です。 [ 2008.3.1 撮影 ]
無番地
「停車場」の住所は「網走市北浜無番地」。つまり番地をかかなくても、「北浜」だけで郵便が届くということ。 [ 2008.3.1 撮影 ]
停車場ランチ(850円)
注文を受けてから焼くハンバーグは意外と本格的です。待っている間もジュ〜という焼く音が食欲をそそります。
これに好きな飲み物が付いて850円。リーズナブルな価格でランチタイムを楽しむことができます。[ 2008.3.1 撮影 ]
風景もご馳走
窓から見える風景はもちろん冬のオホーツク海。流氷を見ながら、駅で食事をする感覚は完全に異空間です。 [ 2008.3.1 撮影 ]
−北浜駅− 喫茶「停車場」ホームページ 営業時間 AM11:00〜PM8:00 定休日:火曜日(年末年始は例年であれば29日〜翌年4日まで休業)
札幌駅から特急「オホーツク」で約5時間半、網走駅下車。釧網本線に乗り換えて約15分。
または特急「スーパーおおぞら」で約4時間、釧路駅下車。釧網本線に乗り換えて約3時間。どっちを経由しても札幌からは遠い駅です。
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