北海道は訪れたことの無い人にとっては、とっても果てしなく遠い存在だと思います。 訪れたことのある人にとっても、北海道は海を隔てた島である以上、やはりそう気軽に訪れることのできる場所ではないですね。 北海道を訪れる人の多くは、航空機を使うと思いますが、現在、羽田空港と新千歳空港の間には4社の航空会社が参入し、 激しい価格競争を繰り広げているおかげで、以前に比べると格段に安い価格で北海道に来ることができるようになっています。 また、平成に入って開通した青函トンネルにより、本州と北海道が鉄道で往来できるようになり、 上野からはカシオペアと北斗星が、大阪からはトワイライトエクスプレスが運行されており、絶大な人気を誇っています。 |
航空機 | |
北海道を訪れるにあたって、90%の人が利用する飛行機。 羽田−札幌便に至っては1日50往復以上の便があり、 世界で一番たくさんの人を運ぶ路線として、4社が参入しています。 羽田-新千歳間はわずか90分。飛行時間は70分ほどです。 北海道での滞在時間を最大限に取るには飛行機が一番。 飛行機は定価で購入すると、メチャクチャに高いです。 東京と札幌を往復するだけで3万円〜6万円もしてしまいます。 しかし、各社とも様々な割引運賃が設定しており、 それらをうまく利用すれば、往復2万円台が可能です。 また旅行会社ではホテルと航空機がセットになった、 パックが数多く発売されていますので、旅慣れない方は、 それらを上手に利用すると、だいぶ安くなりますよ。 |
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JAL(日本航空) 羽田−新千歳 普通運賃:33,600円(ピーク期:35,700円) 東京(羽田・成田)・仙台・名古屋(中部)・大阪(伊丹・関西)・福岡 青森・秋田・花巻・松本・静岡・徳島・出雲・広島 |
ANA(全日空) 羽田−新千歳 普通運賃:33,600円(ピーク期:35,700円) 東京(羽田・成田)・仙台・名古屋(中部)・大阪(伊丹・関西) 神戸・福岡・福島・新潟・富山・小松・静岡 |
スーパー先得・先得・・・羽田−新千歳 12,000円前後〜 搭乗45日前までの予約で、お得な運賃で乗れる航空券。 時間帯や曜日によって大きく値段が異なるのが難点ですが、 安い方の運賃で乗れば、かなり安く北海道を往復できます。 ただし、当日、早い便に空席があっても一切変更不可に注意。 GW・お盆・年末年始などお得な運賃設定が一切ない時にはこれが一番。 株主優待券を使用して航空券を購入すると、普通運賃が50%引き。 株主優待券は金券ショップやオークションで気軽に手に入ります。 優待券そのものの価格は時期により、3,000円〜10,000円と差があり、 その金額と、普通運賃の半額を合計した額が実際の金額となります。 |
スーパー旅割・旅割・・・羽田−新千歳 12,000円前後〜 搭乗28日前までの予約で、お得な運賃で乗れる航空券。 時間帯や曜日によって大きく値段が異なるのが難点ですが、 安い方の運賃で乗れば、かなり安く北海道を往復できます。 ただし、当日、早い便に空席があっても一切変更不可に注意。 株主優待券を使用・・・羽田−新千歳 20,000円前後から GW・お盆・年末年始など、お得な運賃設定が一切ない時にはこれが一番。 株主優待券を使用して航空券を購入すると、普通運賃が50%引き。 株主優待券は金券ショップやオークションで気軽に手に入ります。 優待券そのものの価格は時期により、4,000円〜10,000円と差があり、 その金額と、普通運賃の半額を合計した額が実際の金額となります。 |
AIR DO(北海道国際航空) 羽田−新千歳 普通運賃:26,000円(ピーク期:30,000円) 東京(羽田)、仙台、福島、新潟、富山、小松 |
SKYMARK(スカイマーク) 羽田−新千歳 普通運賃:16,800円〜28,800円 東京(羽田・成田)、茨城 |
AIRDOスペシャル28・・・羽田−新千歳 9,700円前後〜 AIRDOで一番お得な航空券で、年末年始を除いてほぼ毎日発売。 発売は搭乗日の2ヶ月前、昼9時30分から一斉に発売です。 JAL・ANA同様、早くから予定が決めることができる人向けです。 週末の便を中心に人気が高く、特に夏は予約が殺到しますが、 すぐにキャンセル待ち(0120-057-333)をかければ、取れやすいです。 購入後の他の日や、当日空港での他の時間帯への変更はできません。 |
WEBバーゲン・・・羽田−新千歳 980円 スカイマークで一番お得な航空券で、往復1,960円という爆安航空券。 発売は搭乗日の2ヶ月前、朝9時半からですが、1回の予約で、 1席までしか取れないところが難点。複数人でGETするには、 各個人で取るか、周囲の人にお願いする必要があります。 ただ、よほどの玄人でない限り、980円で取ることはまず不可能^^; WEBバーゲンの他にも多数割引運賃があるので、HPをご覧下さい。 |
格安航空券GETのコツ | |
1.慣れない人は旅行会社に前受け予約を 人気の路線や時間帯は、自分で予約しても取れないことが多くあります。 旅行会社なら予約専用端末があるので、その分、取れる可能性も高くなります。 多くの旅行会社では、航空券の前受け予約を行っており、発売時刻に合わせて端末を叩いてくれるので、 予約方法をよく知らない方、仕事などで予約開始時間に予約の作業ができない方などは、 前もって旅行会社へあらかじめお願いしておくと、希望の便を取れる可能性が高くなります。 基本的には旅行会社でも早く予約をお願いされた人から端末を叩いていくので、前受け予約もできるだけお早めに^^ 2.PC・電話が×なら、携帯サイトからも予約を ほとんどの航空券の予約開始時刻である朝9時半には、まず電話予約はつながらないと思った方が良いです。 続いて頼りになるのが、各航空会社のホームページからの予約。こちらはインターネットなので電話予約よりは取れる可能性が高くなります。 ただし、超混雑時にはホームページもまったく表示されなかったりすることがあり、その時は各旅行会社の携帯サイトを利用する手があります。 携帯サイトから予約を入れる人が少ないためか、航空会社のPC用ホームページと旅行会社が×でも、携帯のみ予約が取れたことがあります。 一番いいのは、電話とPCと携帯から同時にアクセスするのが一番ですが、発売日が平日だったりすると、なかなかそうもいかないですよね^^; 3.取れなかったらすぐにキャンセル待ちを 飛行機の予約は、たとえ予約が確定できても、予約をした日を含めて3日以内(AirDoとSkymarkは4日以内)に支払いを完了しないと、 予約そのものが自動的に取り消されてしまいます。その際の取消料なども一切発生しないので、"とりあえず予約してみた"、 "旅行会社とインターネット、両方で取れてしまった"などの理由から、発売日の3日後(AirDoとSkymarkは4日後)に、 どっさりと予約のキャンセルが出ます。そこをすくい取るという方法が第2の方法です。 旅行会社の場合、最初の発売で取れなかった場合はたいていキャンセル待ちを入れてくれます(予約の時にお願いしておくとより無難です)。 個人でキャンセル待ちをする場合、JALとANAはマイル会員(登録・年会費無料)になっておくと、インターネットでキャンセル待ちができます。 AirDoの場合は、電話でキャンセル待ちをお願いします。またSkymarkはキャンセル待ち自体が不可能になっています。 |
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新千歳空港から札幌へのアクセス手段 | |
新千歳空港から札幌までは、JR線と高速バスが運行されています。 JR線は所要36分1,040円、高速バスは約60分1,000円となっており、 観光でまずは札幌駅を訪れるなら、JRが断然便利と言えます。 新千歳空港の地下1階がJR新千歳空港駅になっており、 そこから、快速「エアポート」が15分間隔で発車しています。 毎時04分、34分発が札幌を経由して小樽行き、 19分発が札幌を経由して旭川行き、49分発が札幌止まりです。 プラス300円で、シートの間隔が広い「Uシート」指定席に乗れます。 特にオススメなのは、毎時19分発の旭川ゆきの快速エアポート。 この列車は特急用の車両(785・789系)を使用していて、 実際に札幌から先は「L特急 スーパーカムイ」になるため、 自由席でも座席がリクライニングし、Uシートはグリーン車並です。 ↓ちなみにUシート(785系)の座席はこんな感じです。 |
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札幌から逆に新千歳空港に向かう場合は、指定席をオススメします。 というのも、札幌が始発なのは毎時55分発の1本のみで、 10分・40分発は小樽始発、25分発は旭川始発となっているためです。 自由席は近郊の住民も利用するため、かなり混雑します。 なので、逆に自由席を狙うなら55分発が断然座れる確率が高いです。 またエスカレーターが列車後方に向かって上がるタイプのため、 その影響で、後ろの車両は混雑しがち。苗穂駅寄りの前方車両が 比較的空いています。それでも発車10分前にはホームに行きましょう。 行きと同様、帰りも旭川からやってくる列車は785・789系の特急型です。 なので、毎時25分発は座席が他よりグレードアップします。 また旭川方面からの乗客は、札幌でほとんどが下車してしまうため、 札幌始発以外では、この毎時25分発の快速「エアポート」がオススメ♪ |
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寝台列車(北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレス) | |
上野(都区内)⇔札幌 片道 27,170円(B寝台、B個室利用) 上野から札幌まで、16時間〜17時間をかけて走る寝台列車の旅。 飛行機と違う点は「移動そのものを楽しむ」ことにあります。 一駅、一駅、静かな夜の駅を通りすぎる車窓を見ながらの夕食、 そして翌朝、北海道の海を見ながらの朝食は、この上ない贅沢。 車内設備も、ロビーカーやシャワールームなどとても充実しています。 現在、上野−札幌間を「カシオペア」・「北斗星」の2種類が走っており、 大阪−札幌間を「トワイライトエクスプレス」が走っています。 最近では個室寝台の多い列車が増え、ハシゴの付いた昔ながらの 車両はだいぶ少なくなっていますので、セキュリティも安心です。 時間はかかりますが、「目覚めたら北海道」というのはとても爽快です。 ぜひ寝台列車の醍醐味を思う存分、味わってください。 |
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新幹線 & 特急 | |
東京都区内⇔札幌 片道 22,770円(全て指定席利用) かなり少数派かもしれませんが、新幹線と特急を乗り継ぐ方法です。 東京からの場合、まずは新青森まで東北新幹線で最速3時間10分、 青森で特急「スーパー白鳥」・「白鳥」に乗り換えて、函館まで2時間、 さらに函館で「スーパー北斗」・「北斗」に乗り換えて最速3時間。 合計すると、約9時間超の長旅となりますが、車窓はずっと明るいので、 鉄道旅行が好きな人なら十分に楽しめる範囲内だと思います。 またこの場合は、函館で途中下車して観光を楽しんだりもでき、 函館から先は太平洋側を走るので、車窓の風景も抜群です。 車両も「スーパー白鳥・スーパー北斗」は、北海道自慢の特急列車で、 最高時速130km(青函トンネル内は140km)で、北の大地を爆走します。 最後はちょっとお尻が痛くなるかもしれませんが、駅弁でも食べながら、 思う存分、列車の乗り比べと移りゆく車窓を楽しんでください。 |
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鉄道で行く場合のお得な運賃は トクトクきっぷの部屋へ | |
フェリー&高速バス | |
東京駅前⇔札幌駅前 片道 9,900-14,700円(エコノミークラス) パシフィック・ストーリー(東京・札幌連絡きっぷ)という企画きっぷで、 高速バスとフェリーが全てセットになって9,900円〜と非常にお得です。 東京駅−大洗フェリーターミナルまで高速バス、そこからフェリー、 苫小牧フェリーターミナル−札幌駅間は再び高速バスを利用します。 所要時間は全て含めて約26時間ほどとなっています。 また差額を支払えば、別の等級客室も利用できます。 僕はフェリーで本州と北海道を行き来したことがないので、 どういう感じなのかなんともいえないのですが、 フェリーを利用している友人によると、空いている時期は かなり快適なようです。一方、混雑期は地獄だとか(汗)。。 詳しくは、商船三井フェリーのホームページに載っています。 |