ついにやってきてしまったこの日。
約2年3ヶ月の北海道生活に幕を下ろすことになりました。
たとえ職がなくても憧れの北海道生活を続けるか、
仕事がある東京に戻るか、自分が選んだ道は後者でした。
一度こうと決めたら、行動を起こすのは早い自分。
派遣契約の終了した5月20日の3日後には、引越し作業です。
2部屋にたっぷりとあった荷物はお兄さん3人によって、
手際よく梱包され、次々に1階で待機しているトラックに
積み込まれていきます。
1時間後、荷物の積み出しが全て完了。
あっという間に何もなくなってしまいました。
この部屋に初めてやってきたときの状態です。
すぐに不動産屋さんが来て、鍵と部屋の明け渡しをしました。
というわけで、自分も引越し業者さんと共に、
余韻に浸る間もなく、2年3ヶ月住んだこの部屋を後にしました。
今日、荷物を積み出しても、東京に荷物が到着するのは、
3日後の5月26日。というわけで、今日から3日間は、
「北海道民」としては、最後となる北海道旅行に出かけることに。
もともと、この土日は東京から遊びに来る友達と一緒に、
道内旅行をする計画を立てていたので、
まさか帰りに一緒に東京に帰ることになるとは予想もしませんでした。
明日、旭川空港で待ち合わせの予定だったので、
僕も今日は旭川市内のホテルに宿泊することにしました。
札幌駅まではいつもの通勤で走っていた中島公園を通り、
駅前通りを歩いて、札幌駅まで行くことにしました。
中島公園の鴨々川沿いには、たくさんのたんぽぽが咲いていました(^^)
中島公園を一歩一歩、歩いていくと、
これまで当たり前のように見ていた風景が、
次々に昔のような憧れの風景へと変わっていきます。
公園でこうして白樺の木を当たり前のように見ていたことも、
東京に住めば、高原に行かない限り、もうできないわけです。
そう思うと、ますます踏み出す一歩が重たく感じるのでした。
菖蒲池までやってきました。
このベンチと公園、そして正面の2つのホテル。
札幌パークホテルとホテルライフォート札幌。
この場所はなぜかとても自分の好きな風景です。
中島公園に咲く満開のライラック。
我が家のライラックも、今年は最後に開花してくれました。
そのライラックは東京に持っていくわけにもいかないので、
すでに折って捨ててしまいましたが、
こうしてライラックの優しい花びらを見ていると、
本当にココロが落ち着きます。
ライラックが咲くと、札幌もようやく暖かい日が続くようになり、
雨の日も少なくなり、1年で最も爽やかで素敵な季節を迎えます。
中島公園を抜けて、ススキノ、狸小路と北上し、
南1条通、通称「電車通り」までやってきました。
ここで長い間、お気に入りのお店だった「Savoy」で、
大好きなスープカレーを食べました。
今日の日替わりは時鮭としめじ、小松菜のスープカレーでした。
スープカレーは、札幌に来て初めて食べましたが、
あまりの美味しさにすぐにハマってしまい、
その後、いろんなお店を巡ったりもしました。
人それぞれ味覚に違いがあって、好みのお店も違いますが、
僕は、この「Savoy」のスープカレーが大好きです(^^)
お腹も満たされて、大通公園までやってきました。
いろんな花が相変わらずたくさん咲いています。
これまで当たり前のように見ていましたが、
こうして東京で旅日記を書いている今、
この風景は本当に貴重で素晴らしいものだと感じています。
最近走り始めたベロタクシーも、
札幌の街の風景によく溶け込んでいます。
札幌で撮影した写真は、これが最後になりました。
あとは工事中の駅前通を歩いて、札幌駅に到着。
12時30分発の特急「スーパーカムイ」に乗り込みました。
スーパーカムイで1時間20分。あっという間に旭川到着。
途中、札幌市内の駅である、
「苗穂」・「白石」・「厚別」・「森林公園」までは起きていたのですが、
森林公園駅を通過したところで、睡魔に襲われて、
気が付くと、もう岩見沢や美唄、砂川、滝川、深川も過ぎて、
「次は終点 旭川」と表示が出ていました。
789系の新型車両はさすがに快適でした(^^)
とりあえずホテルにチェックインして、
荷物だけ置いて、旭川の街を歩いてみることにしました。
旭川の街といえば、やっぱり「平和通買物公園」。
日本初の恒久型歩行者天国で、とても歩きやすいです^^
車を気にせず、ゆっくり買い物を楽しめるのはいいですよね。
人口35万7千人を抱える、北海道第二、北日本全体でも、
札幌市、仙台市に次ぐ第三の都市だけあって、
人通りもそれなりに多く、活気もあります。
「Welcome あさひかわ
また来るね!その言葉が聞きたいから。」
の垂れ幕がずっと続いていました。
旭川市は、これまで大きな観光資源がありませんでしたが、
旭山動物園の人気によって、
北海道有数の観光都市に生まれ変わりました。
「買物公園」と呼ばれるだけあって、
公園らしく、あちこちに銅像が置かれています。
道もまっすぐで、歩いているだけで楽しい街並みです^^
買物公園の一番端っこまで歩いてきました。
ちょっとリアルな手のオブジェがありました。
ここまで来ると、駅から1km近く離れていて、
お店の数もだいぶ減ってくるので、
人通りもかなり少なくなりました。
地元の子供たちが、水辺で楽しそうに遊んでいました。
買物公園を抜けて、さらに先へ。
国道40号線に出て、旭橋に行ってみることにしました。
国道40号線は、ひたすら北に延びる国道ですが、
旭川から先は、かなり人口の少ないエリアになります。
一番近い市である士別までですら、56kmも離れています。
稚内までは251kmも離れています。遠いなぁ・・・。
改めて北海道の広さを実感させられる看板です。
旭橋にやってきました。
北海道三大名橋のひとつであり、
その中でも唯一、当時のまま残されている橋でもあります。
美しいアーチを描く橋は、北海道遺産にも登録されており、
すでに昭和7年の完成から長い年月が経っているにも関わらず、
とてもしっかりとした造りで、見ごたえがあります。
旭橋の全景です。向こう側半分は、
改修工事が行われていました。
夕刻になれば、電灯が灯り、
またきれいな姿を見せてくれそうです(^^)
旭橋の架かる川は、北海道最大の石狩川です。
河川敷に下りて、少し散歩をしてみることにしました。
河川敷を走る自転車は、高校生の帰宅ラッシュ。
たくさんの自転車が走り抜けていきました。
遠くには山も見えていて、とても落ち着く風景です。
河川敷はとてもきれいに整備されていて、
公園のようになっていました。
芝生の広場では、たんぽぽの綿ぼうしが、
風に揺れていて、とってもきれいでした(^^)
無数の綿ぼうしが揺れる河川敷を、
たくさんの高校生が帰宅を急いでいました。
北海道に住んでいた当時は、たんぽぽは札幌でも
当たり前のようにあちこちに咲いていましたが、
東京に来てからは、こういう風景にも出会えなくなりました。
たんぽぽもどこにでも咲くわけではなく、
ちゃんと咲く場所を選んで咲いているんですね。
石狩川の河川敷はとてもきれいに整備されていました。
「リベライン旭川パーク」という河川敷公園があり、
噴水がとても涼しげでした(^^)
こんな噴水もありました。
急に出たり、止まったりするので、
子供たちが楽しそうに見ていました。
僕も噴水は小さい頃から大好きです(^^)
キカラシの花が揺れる石狩川の河川敷と旭橋。
とてもきれいな風景でした(^^)
しばらく階段に座り込んで、ぼんやり眺めていました。
旭橋の隣に架かる「しんばし」。
漢字表記も、そのまま東京のそれと同じ「新橋」です。
こちらの橋は、アーチの架かる旭橋とは打って変わって
道幅が広く、とても開放的な雰囲気です。
橋の所々にはベンチも設けられており、
ゆっくりと石狩川を眺めることができます。
その「しんばし」から見た旭橋方面の河川敷。
とてもきれいに整備された河川敷は、
札幌の豊平川を思い出させてくれます。
やっぱり街の真ん中を川が流れているっていいですね。
天気が良ければ、旭橋の背後には大雪山が見え、
より迫力のある風景に出会うこともできるでしょう。
だいぶ夕暮れ時が近づいてきました。
けど、この河川敷をもっと歩いていたくて、
ずっと先まで歩いてみることにしました。
河川敷を歩いていると、こんな看板も。
旭川は、この石狩川を中心に、大小130あまりの川が流れ、
その川に、実に740以上もの橋が架かる「川のまち」となっています。
「きょくせいばし(旭西橋)」を渡って、さらに下流へ。
JR函館本線の橋までやってきました。
この橋の下はキカラシ畑が見事でした(^^)
函館本線の橋をくぐって、さらに下流に行くと、
風景がこれまでの市街地の風景から一転、
山が近くまで迫り、あまり家もありません。
旭川の市街地は、線路によって大きく分断されています。
なので、JRで旭川を訪れたとき、座る座席の左右によって、
旭川がとても大きな街に感じるときと、
なーんにもない街に感じるときがあります。
だいぶ遠くまで歩いてきたので、そろそろ引き返すことにしました。
キカラシ畑と789系スーパーカムイを記念撮影。
スーパーカムイは30分間隔で上下走っているので、
散歩をしていると、かなりの頻度で見かけます。
一方、普通電車の赤い711系には1度しか出会えませんでした。
「旭西橋」から市街地に入り、ホテルへ向かいました。
住所表記が札幌とほぼ同じで、「○○条通○○丁目」なので、
自分が今、どこにいるかが分かって、とても分かりやすいです^^
ただ、西には西○丁目と付くのに、東側には「東」が付いていません。
また、札幌のテレビ塔のように、どこが基準になっているかは
知ることができませんでした。
3条通6丁目。
通称「さんろく」と呼ばれている、旭川きっての歓楽街のようです。
すすきのほどのド派手さはありませんが、
居酒屋やスナックの看板がたくさん並び、
いかにも歓楽街という感じでした。
「さんろく」と言われているだけあって、
この手前も奥側も、普通の街並みで、ここだけが歓楽街です。
そんな「さんろく」を通り過ぎて、やってきた場所は
「らーめんや 天金」。
雑誌で見たラーメンの見た目で決めました^^;
お店は想像していたより、だいぶ小さくて簡素でした。
おそるおそる、扉を開いて中へ入ってみました。
中へ入るとお兄さんが元気に迎えてくれました(^^)
他にお客さんもいて、ホッと一安心。
野菜味噌ラーメンを注文しました。
旭川ラーメンといえば、魚介系のダシを強烈に効かせた
わりとクセの強いラーメンというイメージだったのですが、
ここは雑誌に書いてあった通り、
魚介のダシをあえて一切使用せず、
それでいて、旭川ラーメンのこってり感はそのままの、
とっても自分の好きなタイプのラーメンでした(^^)
野菜もたっぷり入っていて、とても美味しかったです。
「ごちそうさまでした〜!」
すっかり腹も満たされて、
お店の外に出ると、夕焼けが見えました。
カメラで撮ると、あまり大きく見えませんが、
実際にはまんまるで、とても大きな夕日で、
思わず感激してしまいました。
食事も済ませて、あとは明日に備えて寝るだけ。
今日の宿は「ホテル ルートイン旭川駅前」。
人工ではありますが、温泉大浴場付きという
うたい文句に惹かれて予約しました。
フロント兼ロビーでは、コーヒーが飲み放題でした。
チェックインしてすぐに1杯。
散歩と夕食から帰ってきてもう1杯。
こういうサービスがあると嬉しいですね(^^)
「大雪山」が見える高層階で!と指定しましたが、
お天気はイマイチ。しかも「ホテルパコ」が目の前・・・^^;
どうやら今日は大雪山は姿を見せてはくれなそうです。
部屋に帰ってきた後は、お楽しみの温泉へ。
「旅人の湯」と名づけられた人工ラジウム温泉は、
小さいながらもリフレッシュできました。
やはり大きなお風呂があるとないでは大きく違います。
身体も温まり、すぐに眠たくなりましたzzz...
今日は旭川市内の川沿いをのんびり散歩して、
少しだけかもしれませんが旭川の魅力を知った感じがしました(^^)
明日からは本格的に美瑛・富良野を観光します。


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