初夏のサロベツと礼文島を巡る旅 2011.6.25-26

夏になると、無性に離島に行きたくなる。けど、同じ北海道でも離島はやはり遠い。
なかなか行けなかった8年ぶりの礼文島。そこには再び大きな感動があった。

旅のスタートはいつも通り、札幌駅。札幌駅が自分の出発駅であることは、なんだか誇らしくもあり、とても嬉しい。
スーパー宗谷1号は指定席が満席。自由席に並ぶことになった。7時10分ごろ、ホームに並ぶ。一番乗り。
4号車の自由席の方は若干列ができていたが、2号車はこのスーパー宗谷1号に限り自由席になるため、
自由席としての認知度が若干低い。と、みどりの窓口のおじさんが教えてくれた。
LEDには特急スーパー宗谷1号 稚内ゆきの文字が表示されている。下には停車駅がたくさんスクロール。
「稚内」という文字が、最果ての地へ行くのだなぁと旅情をかきたててくれる。
7時35分に7番ホームに入線してくるスーパー宗谷1号。混雑する割には増結はなく、4両編成である。
そのうち、自由席が2号車・4号車で、指定席は1号車の半分(残りはグリーン車)と3号車なのだから、混むはずだ。
入線時刻になると、さすがに自分の後ろにも長い列ができていた。
7時48分、スーパー宗谷1号が稚内へ向けて発車。ディーゼルの音が鉄道ファンにとっては心地よい。
旭川までは1時間23分と、電車特急のスーパーカムイとほぼ同じ所要時間で走りぬくため、けっこう速い。
天気は曇りのち晴れだったが、朝から札幌周辺はよく晴れていて、乗っていてとても気分がよかった。
岩見沢を出ると、景色がだいぶ北海道らしくなってくる。写真は一面の小麦畑。
スピードが速いので、いつ駅を通過したのかすら、よく分からない。
途中、岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川と停車して、1時間23分で北海道第2の都市、旭川に到着。
急にビルが増えてきて、一気に街の風景になる。旭川駅は高架駅になったので、ずいぶん高いところに着いた。
すぐ12分後をスーパーカムイが追いかけてくるので、旭川での下車は少なく、むしろ乗車の方が多い。
自由席はほぼ満席の状態で、旭川駅を出発した。
旭川駅周辺はさすがに北日本第3の都市だけあって、都会である。
まっすぐ延びた道が気持ちいい。こんなに高い建物がある風景はこれより北では見ることができない。
新旭川で石北線に別れを告げ、ここからはひたすら北に一本の線路が稚内まで延びるだけとなる。
永山駅で運転停止をしたあとは、スピードを一気に上げて、塩狩峠をぐんぐん駆け上がる。
快速「なよろ」でも1時間20分ほどかかる旭川−名寄間を、「スーパー宗谷」は50分ほどで駆け抜ける。
塩狩峠を降りきると、米の貯蔵庫が見えてきて、まもなく最初の停車駅「和寒(わっさむ)」に到着する。
宗谷本線最初の停車駅、「和寒」。特急停車駅だが、無人駅なので、車掌さんが切符を回収する。
5人ほどが下車して、出発。やはり車掌さんが切符を回収したりする都合、若干この辺りは遅れが出るようだ。
和寒を出ると、士別に停車後、名寄に到着。久しぶりにまとまった人が降りて、車内はだいぶ空いてきた。
昨年は大雨の影響で、名寄までしか列車で来れず、タクシーで稚内まで行くという暴挙に出てしまったが、
今年は雨も降っていないので大丈夫そう。というか、もう名寄からタクシーで稚内に行くことはないだろう・・・。

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