寝台特急「北斗星」で行く北海道年越し旅行 2013.12.29-2014.1.3

2013年秋、上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」の近いうちの廃止が報道されました。
飛行機で行く北海道旅行はもともと計画していたけど、北斗星が廃止となればやっぱり乗っておきたい。
これが最後になるかもしれないと思いながら、上野と札幌を往復で乗車してきました。

11月29日、朝6時から府中本町駅のみどりの窓口に1番に並んで取った北斗星「ソロ」の寝台券。
府中本町駅では「北斗星ですかぁ。1番に並んでいただいても瞬殺ですからねぇ・・・」と弱音を吐かれてしまいましたが、駅員さんナイスジョブ。
廃止が報道されたばかりということもあり、北斗星の寝台券は確かに一瞬で売れ切れてしまいました。
旅の始まりは京王線府中駅から。府中本町からJR線(中央線と山手線)で上野駅へ向かい、そこから北斗星に乗車するより、
京王線で新宿まで出て、東京都区内のきっぷで乗車した方が安いことが分かり、スタートは京王線です。当然ながら、東京は雪はないです。
特急に乗って25分で新宿へ。年の瀬で、すでに多くの人が東京を離れていることもあり、京王線も普段の休日とは違ってガラガラでした。
北斗星の発車は19時03分ですが、いてもたってもいられず、16時ごろの京王線に乗ってしまいました。上野までは1時間もかかりません。
新宿から大江戸線で上野へ。年の瀬の東京で最も賑わう場所といえばアメ横。予想はしていましたが、29日でもこのように大変な人出でした。
とりあえず歩いてはみたものの、重たいリュックを背負っているので人ごみを掻き分けるのがしんどくなり、途中で脇道にそれてしまいました。
北の玄関口、上野駅。以前はその名の通り、東北方面からやってくる様々な列車が、この上野駅を終着駅としていました。
今は新幹線は東京駅まで乗り入れが進み、宇都宮線や高崎線も湘南新宿ラインとして上野を通らない列車も多くなりました。
そして現在、東北本線の東京駅乗り入れとして工事が進む「上野・東京ライン」が開通すれば、上野はますます存在感が薄くなってしまいそうです。
18時近くになり、さすがに歩き疲れたので改札を入ることにしました。改札口の周りも大変な人の数でした。
常磐線、宇都宮線、高崎線の発車時刻が6列ずつ表示された電光掲示板は今でも北の玄関口を象徴する風景として、迫力がありますね。
特にこの日は山形新幹線で踏切事故があり、山形新幹線が大幅に運休となっていたので、それで改札周辺に集まっている人が多かったのかもしれません。
上野駅の構内で目を引くものの一つといえば、身長より低い天井のあるコンコースでしょうか。
1階と2階のホームの間に無理やり通路を作っている感がすごいです。これ、作るときにこうなるの事前に分かってたのかな・・・。
歴史を感じる表情もある一方、駅構内のエキュートには数多くのお店が並び、一つの街のようになっています。
お弁当、お土産、カフェ、書店・・・ここでかなりの時間が過ごせてしまいそうです。
北斗星に乗車する前に、このエキュートで飲み物とお弁当、デザートを購入しました。今夜は何を食べようかと迷いすぎて30分以上ふらついてました。
18時半になり、ようやく電光掲示板に「寝台特急 北斗星 札幌」が表示されました。
近郊へ走る列車が並ぶ中で、「札幌」の行き先表示はとても目立ちます。
北斗星が発車するホームは上野駅の13番線ホームとなっています。行き止まりのホームはやはり夜行列車の始発駅としての威厳があります。
発車までまだ30分ありますが、乗る人・撮る人ですでにホームは多くの人で賑わいを見せていました。
18時45分、北斗星が13番線ホームにゆっくりゆっくり入線してきました。
一斉にカメラのシャッターが切られます。これから乗る人にとっても、ここで見送る人にとっても、心躍る瞬間です。
これだけたくさんの人に人気があり、予約もぜんぜん取れないのに、まもなく廃止というのはとても寂しいですね。
入線が完了したところで、自分も1枚撮りました。カシオペアと違い、一番後ろは客室ではないので、車内の様子は無機質な感じです。
「札幌」ゆきの行き先表示と、北斗星のエンブレム。この青い車体はまさに「ブルートレイン」です。
今回、予約が取れたのは6号車ソロ。JR北海道が担当している車両で、ロビーカーと一緒になっている車両です。
車体はかなり老朽化しているのが分かりますが、車内に乗り込む瞬間はやはり何回乗ってもドキドキしますね。
部屋は6号車7番。端から2番目の部屋なので、揺れはやや大きいものの、奥のロビーカーが共有スペースでとても賑やかな場所なので、
そこから少しでも離れていた方が自分としてはありがたかったので良かったです。ロビーカーのさらに奥には食堂車が続いています。
ソロ個室内に入りました。往路は1階。進行方向に向いた部屋でした。
2階の方が寝ながらにして星空を眺めることができ、より非日常を味わうことができますが、往路の6号車2階は進行方向と反対向き。
部屋の中で立つことができるのも1階の良いところです。部屋の中は十分な広さがあり、これで開放寝台と同じ値段なのは安すぎるぐらいの快適さ。
ここで札幌までの17時間を過ごせるのかと思うと、胸が高鳴って仕方なかったです。

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