青春18きっぷで行く秋田、新潟年越し旅行　2012.12.31-2013.1.2

その２（古河〜白河）

スマートフォンについているGPS機能を使って、速度を計測してみた。この辺りは最速110km/hらしい。 自分のスマートフォンで移動中のスピードや高度を計測できるということは、ごく最近知ったがこれは便利である。

小金井まで行ってもよかったけど、一つ手前の小山で降りてみた。 次の宇都宮駅は7時02分・・・と思っていたら、黒磯〜宇都宮で運転を見合わせている旨の文字が流れた。

とりあえず小山から宇都宮ゆきに乗り込んだ。車内はさすがに小金井ゆきよりは人が乗っていたが、 それでも写真の通り、誰も座っていないシートもあり、混んでいるとはいえない状況。 この先で人身事故が起こっているとは思えないほど、順調に宇都宮までは進んだ。

終点の宇都宮に到着。空いているとはいえ、やはり10両分から全員が降りると、それなりに乗っていたのが分かる。 ここからさらに北を目指す人は多いが、まだ運転は再開していなかった。 そうしている間に次に上野から来た電車も着いてしまい、合わせて20両分に乗っていた人がホームに溢れた。 本来接続予定だった始発の黒磯ゆきより先に、両毛線から来た黒磯ゆきが入線したため、 全員4両しかない黒磯ゆきに乗ることになってしまい、車内は一気に大混雑となった。これでは先が思いやられる。

矢板を過ぎても車内は一向に混雑が収まらず、これではさらに本数が減る黒磯以北は大混雑必至である。 時刻表をふと見ると、那須塩原で新幹線に接続し、さらに新白河で東北本線に接続する模様。 すぐにモバイルSuicaで新幹線の乗車券と特急券を購入して、那須塩原からやまびこ205号に乗車した。

やまびこ205号は16両編成だった。こまち車両も連結していたので、自由席もガラガラ。 さすが新幹線は快適そのもの。さっきまで乗っていた大混雑の黒磯ゆきとは雲泥の差である。

那須塩原から新白河まではわずか10分。加速を止めたと思ったら、減速に入るぐらいあっという間。 青春18きっぷでは、新幹線に乗ることを「ワープ」と呼ぶが、まさにその名がふさわしい速さである。

新白河ではやまびこ205号に接続するために、郡山ゆきがすでにホームに停車中。 本来は黒磯から乗る予定だった電車に、ここで追いつくことが出来た。 東京からの18きっぷ組がいないので、地元の人や新幹線からの乗換え客だけで車内は非常に空いている。 那須塩原から新白河までは1,300円の出費だったけど、1駅乗るだけで大混雑を避けられたのはかなり大きい。

E721系のボックス席に座って、福島県を北へと進む。ドリンクホルダーも付いていて、いい心遣い。

白河の街を抜けると、しばらくの間は田園風景の中を走る。青空がきれいだ。雪もまったくない。 本当に今日行く場所に雪があるのかと思ってしまうぐらい、穏やかな風景が車窓に広がる。 いつもよりかなり早起きした上に、窓から降り注ぐ暖かい日差しを浴びて、ウトウトと眠たくなってしまった。

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