おはようございます!
今日から1泊2日で函館旅行へ出発です^^
函館というと、本州に住んでいた頃は、一番お手軽な北海道として
よく訪れていた街ですが、札幌に引っ越してからは、
逆に足が遠のいてしまっていました。
久しぶりの函館旅行に胸が躍ります^^
まずは朝一番の特急「スーパー北斗2号」に乗り込みます。
ラッキーなことに最新の振り子型気動車、キハ283系でした。
最近はスーパー北斗にも従来の281系だけでなく、
283系もだいぶ進出してきているようです。
ヘッドマークには北斗七星を表現する7つの星が描かれています。
283系は各ドアの入口にLEDを使用した
丁寧な列車名・行き先・号車表示を行っています。
禁煙マークが付いていますが、
JR北海道の特急は、2006年3月18日のダイヤ改正より、
全ての列車が全席禁煙になりました。
日本一喫煙率の高い北海道にあって、この全車禁煙の施策。
僕にとってはとってもありがたいことなのですが、
喫煙者の人にとっては、ますます肩身が狭くなりますね(^^ゞ
スーパー北斗2号は、札幌を定刻通りの7:00に発車。
ディーゼル列車なので、強力なエンジン音を轟かせながら、
最高速度の時速130kmで、北国の大地を爆走します。
このスーパー北斗2号は、札幌から南千歳まで26分(44km)、
苫小牧までは41分(71.2km)と、この区間を走る特急の中では
最速となっていて、本当にあっという間に苫小牧まで着いてしまいます。
苫小牧を出ると、車窓左手には太平洋が見えてきます。
このあたりでは、まだ曇り空でした。
苫小牧を出ると、次は東室蘭。登別が途中にあるのですが、
上り列車では唯一この列車だけが、登別駅を通過します。
東室蘭到着前には、他の停車駅と違うチャイムが流れ、
沿線の中ではかなり重要な位置を占める駅となっています。
乗客の半分以上は、ここ東室蘭までで下車してしまい、
電化区間もここで終わり(室蘭駅方面へは電化されています)、
ここから先は非電化の線路を走り出します。
1号車に指定席を取ったので、展望窓へも行きやすく、
東室蘭から先は、しばしここからの展望を楽しむことにしました。
まずは東室蘭ゆきの普通列車とすれ違いました。
よく雑誌にも登場する北舟岡駅。
以前、車で訪れたときは本格的なカメラを構えた人が
何人かいましたが、今日は誰もいませんでした。
ここまで来ると、札幌とは気候もだいぶ違ってきます。
曇っていた空もいつの間にか、快晴となりました^^
このスーパー北斗2号、特急停車駅の伊達紋別駅も通過します。
続いて洞爺駅も通過するので、かなり速達タイプの特急列車です。
伊達紋別駅を出ると、昭和新山が見えてきました。
洞爺駅を通過し、次の豊浦駅では貨物列車を抜き去りました。
このあたりは線路も複線になったり、単線になったりします。
豊浦駅を過ぎると、トンネルが連続するようになります。
家も一気に少なくなり、海沿いながら峠越えとなります。
静狩峠という名前で、ここで支庁も胆振支庁から渡島支庁へ。
いわゆる本州の県境のような感じです。
トンネルとトンネルの間から見える太平洋は、
穏やかでとてもきれいです。
海なのに、今日はほとんど波がありませんでした。
天気もすっかりよくなり、爽快な気分です^^
一番前の展望窓はずっと立ちっぱなしなのですが、
まだまだ飽きませんなぁ(^^ゞ
途中から山へと入り、本格的な峠越えとなります。
冬だと、ここの峠で一気に天気が変わり、
洞爺などがある胆振支庁側はほとんど雪がないのに、
長万部がある渡島支庁側は大変な大雪ということもしばしば。
この峠では、上野からやってきた北斗星3号とすれ違いました。
峠を越えて、ふたたび坂を下っていきます。
振り子機能をフルに使って、こんなカーブでも、
気持ちいいぐらいトップスピードで突っ走ります。
坂を下りきって、再び北海道らしい一直線の線路を突っ走ります。
隣を国道5号線が平行して走っていて、
車もけっこうなスピードで走ってますが、
スーパー北斗は時速130km。ぐいぐい追い抜いていきます。
長万部駅に到着です。
このあたりからは函館の文化圏となり、
函館へと向かう人たちが乗り込んできます。
長万部から先もひたすら海沿いを走ります。
国道5号線もすぐ脇を走っていて、
線路と国道が交互に海側に出たり入ったり。
ようやく駒ヶ岳が見えてきました。
駒ヶ岳が背後にそびえる森駅に到着。
イカめしで有名な駅なのですが、停車時間がわずかで、
ホームの立ち売りなどもないため、下車しない限り買えません(汗)。
一度、食べてみたいんだけどなぁ。
降りたら次の列車がぜんぜん来ないしな〜。
森駅のホームは海のすぐ脇。
波打ち際に線路があり、海が荒れたときは大丈夫??って感じです。
幸い、今日は天気もいいので穏やかな波が打ち寄せていました。
森駅を発車すると、線路は長く付き添ってきた太平洋と別れ、
山間へと入っていきます。
車窓には駒ヶ岳の雄大な姿が見えてきます。
周囲は牧場や畑で囲まれていて、北海道らしい風景です。
大沼公園駅を出ると、小沼湖のすぐわきを走ります。
駒ヶ岳はすでにかなり後ろに見えています。
トンネルをいくつか抜けると、ようやく函館の街が遠くに見えてきました。
正面に見えている山が函館山です。
ここから一気に坂を下って、街へと降りていきます。
北海道新幹線の新函館駅ができる予定の現・渡島大野駅。
周囲はのどかな田園風景で、本当にここに新幹線が来るの??
と疑ってしまうほどの小さな駅です。
しかし2015年には、ここに東京から新幹線がやってくることが
すでに決定しています。
山を下りきって、函館駅もまもなく。
風景は本州の田舎町という感じになってきました。
3時間も乗っているので、さすがにお尻が痛くなってきました。
そしてようやく函館駅へと到着。3時間11分の長旅でした。
ホームには八戸ゆきの特急「白鳥」が停車しており、
本州方面へ向かう人たちを迎えていました。
僕は「スーパー白鳥」じゃないとイヤですけどね(笑)。
東京からは友人がすでに到着しており、
改札口で待っていてくれました。
改めて札幌から函館は遠いと実感しました^^;
友人とも無事に合流したので、いざ朝市へ!
10時過ぎなので、お客さんのピークは過ぎていますが、
海産物の匂いが辺り一面に漂っていて、
いかにも港町という感じがしました。
相変わらず売られているものはカニが多くて、
「お兄ちゃんたち、カニはよかったの??」と言われるのですが、
函館で食べるものといえば、カニではないのです。
じゃ、何を食べるのかというとイカを食べるのです。
函館はイカの水揚げ日本一。
新鮮な活イカは、さすがに札幌でも滅多にお目にかかれません。
函館朝市では、イカ釣堀という自分で好きなイカを釣って食べれる、
楽しいお店?があります。
泳いでいるイカをよくよく見てみると、けっこう大きさが違うので、
しっかり吟味して針を引っ掛けなくてはいけません。
ちなみに針は頭の部分に引っ掛けて釣り上げます。
足に引っ掛けると、思い切りイカが暴れて、
周囲に海水と墨を撒き散らします(笑)。
僕が釣り上げたイカはこいつです。
新鮮なイカは黒いんですよね。
釣り上げられて苦しいのか、キューキューと鳴いています。
しめしめ・・・(爆)。
あっという間にさばかれてこんなお姿に。う〜ん、うまそう(^^)
口に含むと、コリコリっとしていて、
これまでのイカのイメージを打ち砕かれます。
一番左にあるイカの内臓(ゴロ)も、珍味でなかなかいけます。
お値段はこれで1,300円とけっこう高いのですが、
こんな新鮮なイカは函館にこないと食べられないので、
やっぱり食べておくべきでしょう(^^)
腹もすっかり満たされたので、市電に乗って市内散策へ。
5分間隔で走る市電は、とっても使い勝手がよく、
市民・観光客ともに札幌の市電以上に活用されています。
観光客のたくさん下車する十字街電停を通過し、
その次の末広町電停で下車。
僕はここの電停で降りて、坂巡りをするのが好きです。
末広町電停を降りると、すぐに大きな坂があります。
基坂(もといざか)は、その名の通り、
函館の街づくりの基点となった坂でもあります。
正面には函館山がドーンとそびえ立ちます。
基坂を上りきると、元町公園に到着します。
元町公園からは旧函館区公会堂の建物がよく見えます。
このあたりは歴史的な建造物が多いです。
ちょっと歩いたので(坂を登っただけだけど^^;)、
早くもティータイム。
「カフェテラス 元町」というお店に入ってみました。
坂に面したお店の窓からは、函館港がよく見えて、
なかなかGoodな眺めです。
ただ、店主が接客終わるとすぐにタバコ吸いながら、
スポーツ新聞読んでいたのにはちょっとガッカリ・・・。
お店の外に出て、ふたたび坂から海を見てみました。
天気がよくってとっても気持ちのいい眺めでした^^
基坂の上にある旧函館区公会堂のそばにやってきました。
さすが国の重要文化財に指定されているだけあって立派です。
大正天皇が宿舎として利用したことがあるそうで、
そのときの華やかな雰囲気を今でも残しています。
振り返ると、海がよく見えます。う〜ん、爽快(^^)
函館は言わずと知れた坂の街。
ひとつひとつに名前が付いていて、
看板にはその由来も記載されています。
一番有名な八幡坂にやってきました。
ここは海の向こうに、青函連絡船の摩周丸が見えるという
絶好のビュースポットで、記念撮影のメッカになっています。
ちょうど街路樹も紅葉しはじめたころで、
秋らしい港町函館の風景でした。
八幡坂の周辺は教会もいくつかあります。
中でも一番有名なのはこのハリストス正教会でしょうか。
外観を見るだけなら門の中へ入っても無料です^^
平日ということで、地元っ子も歩いていました。
「チャチャ登り」。
大三坂から続く、さらに急な坂ですが、
石畳の道と、上へ行けば行くほど広がっていく視界がきれいです。
車が横切っているところから下が「大三坂」になります。
チャチャ登りから見える「聖ヨハネ教会」です。
こちらも記念撮影スポットしてすっかり定着していますね。
その後、ロープウェイで函館山に上りました。
本当は夜に上って、世界3大夜景を眺めてから、
ホテルへ行く予定だったのですが、
この後、特に行く場所がなかったので、昼に上ることに。
夜に上ると、ロープウェイも激混みですが、昼はガラガラ。
展望台もこの通り、順番待ちをしなくても、ゆっくり楽しめます^^
天気がよかったので、駒ヶ岳の山頂部分や、恵山なども見えました。
函館山は海に突き出したとっても特殊な山です。
周りはぐるりと海に囲まれています。
函館の街を眺めるのももちろん素敵な眺めですが、
こうして静かな海を眺めるのもなかなかいいものです^^
函館山からの景色を堪能したあとは、ベイエリアへ。
海沿いに土産物屋やレストランが立ち並んでいて、
1年を通して、たくさんの観光客で賑わうスポットです。
ベイエリアに立ち並ぶ赤レンガ倉庫。
中にはレストランや土産物屋やカフェなどが入っています。
実はあまり中には入ったことがないかも・・・。
基本的におみやげ屋めぐりは女性の方が好きですよね。
ふたたび市電に乗って、函館駅に戻ります。
ベイエリアから一番近い電停は「十字街」電停です。
ちょうど反対方向の電車は、函館ハイカラ号でした。
レトロな車体がかわいらしくて、観光客に人気があります。
1日に数本しかないので、これに乗れる可能性はかなり低いのですが
僕は一度だけ乗車したことがあります。
運転手さんの他に、女性の車掌さんも同乗していて、
観光案内もしてくれるので、乗れれば本当にラッキーです^^
僕たちの乗る電車がやってきました。
湯の川ゆきの普通の電車です(^^ゞ
函館駅まで戻った後は、あらかじめ予約してあったレンタカーを
ちょっと予定より早めに借りて、
ホテルのある大沼公園へと向かうことにしました。
今回利用した駅レンタカーは24時間3,000円なので、
返す時間を2時間早くすれば、2時間早く借りることができるのです。
函館の街から大沼までは25kmほどしか離れていないので、
JRの特急なら最短17分。車でも意外とすぐに到着できてしまいます。
途中、寄り道で「城岱スカイライン」という道を通ってみました。
ぐいぐい高度を上げていって、函館山が遠くに見えてきれいでした。
ここからの夜景は「函館裏夜景」として密かに人気があるようです。
頂上付近は「城岱牧場」という牧場になっていて、
いかにも北海道らしい風景でした。
牧場に囲まれた道を走っていくと、
正面には早くも大沼公園の駒ヶ岳の姿が見えてきました。
駒ヶ岳の姿が見えると、道路は一気に坂を下って、
大沼公園のすぐそばまで下りてきました。
途中、大沼駅を通りましたよ。
ここでようやく遅いランチタイム。
大沼湖畔沿いに建つ、ログハウス調のレストラン、
「ランバーハウス」さんです。
テラス席も用意してあって、天気がいい日は気持ちよさそうです。
この日は、ちょっと曇っていて、外はひんやりしていたので、
さすがにテラスで食べる気にはなれず、中で・・・。
けど、店内も木で作られた温かみのある内装で、
お店の人も快く迎えてくれました^^ 
石油ストーブが炊いてあり、とっても暖かかったです。
ビーフ100%のハンバーグランチ。1,380円でした。
けっこう大き目のサラダとライス、スープが付いています。
ハンバーグはとっても肉汁が溢れていて、
美味しかったですよ〜^^
ちなみにご予算が3,000円ほどあれば、
地元名産の大沼牛のステーキを食べることもできます。
腹も満たされたところで、ちょっとお店に車を置かせてもらって、
周辺を散策してみました。
カーナビで気が付いたのですが、お店のすぐ後ろが駅なのです。
とても駅がありそうな雰囲気ではない環境なのですが、
歩いていくと・・・ありました。池田園駅。
なんとこの、けもの道のような道が駅前通り??になっています。
けもの道を歩くと、そのままホームへ行き着きました。
列車が来る気配、まったくなし。
というか、駅前にもさっきのレストランのほかに2軒ぐらいしか
建物がないのに、どうしてこんなところに駅??って感じです。
実際、時刻表を開いてみると1日上下8本ずつしかありませんでした。
お腹も満たされたので、湖畔沿いを歩くことにしました。
湖畔の周囲は自転車道が整備されていて、
徒歩で歩くのもなかなか気持ちのいいものです^^
ところどころにある、自転車駐輪場のところでは、
駒ヶ岳の姿がきれいに見えました。
歩いていると、キタキツネ発見!
さすが北海道・・・こんなところにも野生の動物が生息しています。
こんな素敵な木道も発見しました。
木道の周囲は湿地帯になっていたので、
春にはミズバショウなども咲きそうな感じですね。
木道を一番先まで歩いていくと、大沼の向こうに駒ヶ岳。
周囲に人工物がほとんどないので、
聞こえる音は木々が風に揺れる音・鳥の鳴き声・小さな波の音だけ。
車に戻って、ホテルへ向かうことにしました。
紅葉は色付き始めという感じで、まだ少し早かったけど、
時折木々の隙間から大沼湖が見えて、とてもきれいでした。
大沼公園は何度か訪れているけど、1周したのは初めて。
やっぱり駅前は人で賑わっているけど、少し離れれば、
キタキツネがいたり、自然にあふれているな〜と思いました。
今日の宿は「函館大沼プリンスホテル」です。
朝食付きで1泊6,000円でした。
6,000円という価格で宿泊しているにも関わらず、
あらかじめ予約したときに、
「駒ヶ岳が見える、できるだけ高層階の部屋で!」と
リクエストを出しておいたので、その通りの部屋に(笑)。
最上階の4階にあり、しかも駒ヶ岳がバッチリ見える部屋でした。
やっぱり同じお金を払うなら、眺めのいい部屋がいいですよね。
部屋で少しマッタリして、お風呂に入ったりしているうちに、
あっという間に真っ暗になってしまいました。
今回は夕食付ではないので、夕食を食べに再び函館市内へ。
大沼公園から函館市内までは、高規格道路の「函館新道」が
整備されていて、高速道路の速度で走ることができ、
自動車なら40分ほどです。JR線は夜間は大沼公園に特急が
停車しなくなってしまうので、やはり車があると便利ですね^^
ベイエリアの「函館海鮮倶楽部」というお店で
特製の海鮮丼(1,580円)を食べました。
これでもか!っていうぐらいたくさんの海の幸が満載で、
とっても美味しかったです^^
函館に来たらやっぱり海鮮丼は定番ですよね!
そのあと、まだ食べ足りずにすぐそばにある、
ラッキーピエロベイエリア本店へ。
派手な外観が一際目を引き、今ではすっかり観光スポットの一つに。
チャイニーズポークバーガー(300円)を食べて、
すっかりお腹いっぱいに。
ここのハンバーガーは注文を受けてから、全て手作りなので、
出来たてはアツアツです^^
一番人気は「チャイニーズチキンバーガー」で、
あの岸 朝子さんも来店して「おいしゅうございます」と言ったそうです。
食べ応えもあったので、さすがに食べ過ぎました(笑)。
このあと、再び函館新道を通ってホテルへ。
さすがに疲れたのか、部屋に帰るとすぐに寝てしまいました。
また明日の朝、部屋からの眺めが楽しみです。おやすみなさい☆

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