羽田空港第2旅客ターミナル

まだ朝6時半前だというのに、多くの人で賑わっています。

新宿駅や東京駅ならお手の物の僕も、

さすがに空港となると、サッパリ分からず
函館行き AirDo 81便

僕たちの乗った飛行機です。

中は窓際2列ずつと、真ん中に3列の小さな飛行機です。

キャンセル待ちで10,000円で乗れました!

ぐんぐん加速して、僕たちを乗せた飛行機は一気に空高く上がりました。

離陸の時のGはすごいですね・・・。普段、乗り慣れていないだけに緊張の瞬間です。

あっという間に雲の上に昇り、眼下に雲海を眺めながら、北へ北へとどんどん進んでいきます。

途中、飲み物のサービスがあってちょっと得した気分(^^) 

飛行機では当たり前らしいのですが、新幹線では買わないと飲めないもんね。

飲み物をちょびちょび飲んでいるうちに、下の雲間から次第に陸地が見えるようになってきました。

男鹿半島や津軽半島、竜飛岬などが日本地図で見るようにハッキリと見えました。

竜飛岬を過ぎて本州に別れを告げると、飛行機は次第に高度を下げ始め、

だんだん建物が大きく見えるようになってきました。

この高度を下げていく感覚もふわふわして、なんだか苦手です。オエッっとなりそうになります(^^ゞ

そしてついに8時10分、定刻より10分ほど遅れましたが、函館空港に無事着陸!

18回目の北海道旅行にして、初めて空から北の大地に降り立ちました。

さっき起きて家を出てきたばかりなのに、もう北海道とは、いやはやビックリです。

函館空港に降り立った僕たちは、路線バスに乗ってまずは函館駅に向かいました。

荷物を函館駅のコインロッカーに入れて、めざすは函館朝市!

函館駅前到着!

朝9時、バスに乗って函館駅前に到着しました!

鉄道で来れば、朝一の新幹線に乗っても、

ここに到着できるのは13時すぎですから、

飛行機のすごさを改めて思い知らされました。

駅前すぐが市場になっているので、本当に便利な立地にあります。

ここでのお目当てはイカ刺し。水槽で泳いでいるイカを自分で吊り上げて、その場でさばいてもらいます。

僕は見事にイカに水をぶっかけられてしまいました(^^ゞ 

さっきまで生きていたイカが目の前に出されると、まだ足がウネウネと動いていました。

口に入れた瞬間は感動の一言!コリコリした食感がたまらなく美味しいんです!

足の吸盤が舌にへばりついたりして、痛てて〜!とか言いながら、楽しく食べました。

その後も、立ち食いでカットメロンを食べたり、生のカニ足をその場で焼いてもらって食べたりと、

朝から北海道のうまいもん食べまくりで、すっかりいい気分になってしまいました。

イカ刺し食べて、満足〜♪

新鮮なイカ刺しを食べたあとは、

おまけで食事に付いてきたソフトクリーム券を使って、

ミニ夕張メロンソフトを食べました。

函館の朝市は活気があっていいな〜。

朝市を堪能したあとは、市電に乗って「十字街」で下車。函館の坂めぐりをしました。

とっても幅の広い二十間坂や、石畳のきれいな大三坂、函館の坂でも最も眺めのいい八幡坂・・・。

途中には聖ヨハネ教会や、ハリストス正教会など有名な教会があったり、元町公園や旧公会堂など、

歴史を感じさせるものもたくさんありました。このあたりが一番函館らしい風景なのかもしれません。

二十間坂

その名の通り、函館の坂の中で一番幅の広い坂。

防火対策のためにこの広さになったそうです。
八幡坂

函館の数ある坂の中でも最も有名な坂。

眼下には海が広がり、摩周丸の姿も見えます。

夏は道の両側に並ぶ木々の緑がとてもきれいです。
元町公園と旧函館区公会堂

元町公園からは函館の街が一望できます。

花が咲いていてとってもきれい!

後ろに見えている洋風な建物が、

旧函館区公会堂。その後ろが函館山です。
旧函館区公会堂

函館の街中でもひときわ目を引く建物。

中にも入れるんですよ。

その後はロープウェイで昼の函館山に登ってみました。

夜は観光客でぎゅうぎゅう詰めのロープウェイですが、さすがに午前中のこの時間はガラガラ。

ロープウェイが上っていくにしたがって、次第に函館のきれいな海岸線が浮かび上がってきます。

頂上に着くと、展望台は案の定、ガラガラでした。大パノラマ独占です!海も真っ青ですごくきれい!

函館山からの景色を独占した気分で、昼は昼で、なかなかいいもんだな〜と思いました(^^)

函館山

昼に上ったのは久しぶりだけど、ガラガラでした。

左右に湾曲した海岸線がとってもきれいです。

こんなにきれいな海岸線が自然にできたのだから、

すごいですよね。
函館山

こちらは海が見える展望台。

真っ青な海と空がとってもきれいなのでした。

山頂のレストランでの昼食も考えたのですが、ちょっと値段が・・・だったので、

ベイエリアの赤レンガ倉庫群の向かいにある函館西波止場の「海鮮倶楽部」というところで食べました。

僕が食べたのはここの名物「ぶっかけイカ刺し丼」。イカの胴体が2ハイも入っているすごい丼ぶりです。

おまけに、相方は地ビールまで飲んでいたので、昼から酔っ払い・・・。2人ともハイペースで食べすぎです。

函館の観光はこの辺で終わり。本当は五稜郭にも行きたかったんだけど、またの楽しみに。

金森赤レンガ倉庫群

海のすぐそば、ベイエリアにある観光スポットです。

中にはお土産屋や、レストランが入っています。

僕たちはこの向かい側にある、

はこだて海鮮倶楽部という店で食事をしましたよ。

次は特急「スーパー北斗」に乗って、一気に札幌を目指します。

函館駅に着くと、すでに列車がホームに止まっていたので、さっそく乗り込むことにしました。

進行方向右側が海の見える座席なので、右側の座席をゲット。

今回の旅行でここだけ唯一自由席でしたが、始発駅だったので余裕で座ることができました。

12時17分、スーパー北斗9号は函館駅を出発!ディーゼル列車ながら、すごい加速で

びゅんびゅん飛ばしていきます。最高時速は130km。自慢の振り子機能を存分に発揮しながら、

カーブもびっくりするぐらいのスピードで曲がっていきます。

発車して間もなく、長万部駅積み込みの名物「カニめし」の予約受付のアナウンスが入ったので、

車掌さんに注文をお願いしました。これがまたうまいんだ!(さっきから食べてばっかり・・・)。

列車は国定公園の大沼公園のすぐ脇を通り、駒ヶ岳をぐるりと回るように走って、「森」で海に出ます。

そこからはひたすら海岸線をなぞる様にひた走ります。

原野のようなところを時速130kmで走る感覚は実に爽快です。

長万部駅でカニめしも無事に積み込んだようで、座席までお姉さんが持ってきてくれました。

まだ出来たてで少し暖かかったです。カニの身がたっぷり入っていて、味付けがまた絶妙!

最近はこの列車に乗るたびに食べてしまう大好きな駅弁です(^^)

列車は東室蘭のあたりから次第に海から離れ、家も多くなってきます。

乗客も東室蘭と苫小牧で一気に増えて、僕たちの乗っている自由席は立ち客も出るほどでした。

苫小牧からは完全に内陸に入って、ときどき牧場のような北海道らしい風景が見えてくるようになります。

スーパー北斗9号

札幌までの318.7kmを最高速度130km/hで疾走する、

JR北海道自慢の振り子型特急です。

一番前には展望窓もついていて、

かぶりつきが楽しい列車です。

途中には大沼公園、噴火湾、牧場など、

雄大な北海道の自然が連続します。
南千歳〜苫小牧

苫小牧を過ぎると、ひたすら寄り添ってきた海と別れ、

内陸に入っていきます。

途中には牧場のような風景がちらほら。

北海道に来たな〜って感じです。

南千歳で新千歳空港を横目に見るようになると、そこはもう札幌の近郊都市。

千歳・恵庭・北広島と大きな街が連続して続くようになります。

すれ違う電車も一気に多くなり、駅前に大きなマンションも立ち並び始めました。

シェラトンホテル札幌の大きなタワーが見えてくると、そこからは札幌の大きな市街地に入っていきます。

豊平川を渡って、テレビ塔が見えてきました。

ビル群がさらに大きくなり、15時31分、ついに札幌駅到着です!

札幌駅は新しくリニューアルして、とっても清潔感のある都会的な駅になっています。

僕たちはまずは徒歩で旧北海道庁に向かいました。

北海道ならではまっすぐに伸びる気持ちのいい道を歩いて10分ぐらいで到着。

赤レンガの建物が歴史を感じさせてくれます。しかもここ、入場無料なんです。

中は赤いじゅうたんが敷かれていて、昔の会議室や会食場、展示室などがあって、

当時の札幌の様子をうかがい知る事が出来ます。ふむふむ。

道庁を出ると、外に馬車が止まっていました。おっ!こりゃ札幌観光にちょうどいいじゃん♪と思って、

値段を見ると、なんと一人2,200円(>_<)/ ちょっとあまりに高かったので、遠慮させてもらいました(^^ゞ

写真だけはしっかり撮らせてもらっちゃったけどね。今度お金がある時には乗ってみたいな〜。

JR札幌駅

星が描かれた大きな時計と、JRタワーが目を引く、

とっても洗練された都会的な駅です。

1日中たくさんの人が行き交い、さすがは180万都市。

北海道の中心地であることを思い知らされます。
旧北海道庁

赤レンガで有名なところですね。

中にも無料で入れます。

右側後方に見えているのが、現在の北海道庁。

旧北海道庁をあとにし、次に目指すは大通公園。

札幌のシンボルにもなっているこの公園までは歩いて5分ぐらい。ちょうど「さっぽろ夏祭り」開催中で、

ビール各社が野外ビアガーデンを開放していました。みんなビールうまそうに飲んでるな〜。

ビールは苦手だけど、今日ばかりはさすがに美味しそうだなぁ・・・と思ってしまいました(^^ゞ

僕たちもビールは飲まなかったけど、おつまみにソーセージと抹茶パフェを食べました。

気温も25℃ぐらいで、外で何かを食べるのにはちょうどいい気候です。いや〜、札幌の人たちが羨ましい・・・。

大通公園

札幌の街の中心にある、市民憩いの公園。

テレビ塔がそびえ立ち、札幌らしい風景です。

近所にこういう公園があるって羨ましいなぁ。

花があちこちに咲いていて、とてもきれいでした。

しかも今日はさっぽろ夏祭り開催中で、

ビール各社が競って露店を出していたので、

とっても賑わっていましたよ。

大通駅からホテルにいったん行こうかと思いましたが、一度落ち着いてしまうと出るのが億劫になると思い、

そのまま地下鉄東豊線に乗り込んで、羊が丘展望台に向かうことにしました。

地下鉄の土日限定1日乗車券「ドニチカきっぷ」500円を購入して、いざ地下鉄に乗り込みます。

終点の福住駅まで乗って、そこからさらに路線バスに乗って10分ほど。羊が丘展望台入口に到着しました(^^)

入口のゲートにバスが到着すると、オバちゃんがバスに乗り込んできて、全員から500円を徴収します。

ここが終点なので、バスの乗客は全員羊が丘展望台に行くからです。

500円を払い、バスがゲートを入ったとたんに景色が一変しました。さっきまで札幌の住宅街だったのが、

急に広々とした緑の草原に変わり、遠くに札幌の街が見下ろせる絶景になるのです。

一度真冬のとっても寒い時期には来たことがあるんだけど、夏に来るのは初めてだったので、わくわく!

そしてついによく本で見かけるクラーク博士像のすぐ前にバスが到着しました。

残念ながら羊の放牧は終わってしまっていましたが、それでも眺めは絶景!やっぱり夏はきれいだなぁ〜。

クラーク博士と同じポーズで記念撮影!順番待ちでみんな同じポーズ取ってました(^^ゞ 恥ずかしい・・・。

冬に行ったときには気付かなかった裏庭の方に行ってみると、広い芝生の庭とラベンダー畑がありました。

ごろんと横になって、ラベンダーの香りをかいでみました。う〜ん、いい香り。癒されます(^^)

羊ヶ丘展望台

北海道らしい広々とした牧草地の向こうに、

札幌の街並みが一望できます。
BOYS BE AMBITIOUS

「少年よ、大志を抱け!」で有名な、クラーク博士です。

同じポーズで撮ってみました。

みんなこのポーズで写真撮ってました。
ほっかいど〜!

この広々とした牧場の風景は、まさに北海道!

思わず両手を広げて走り出したくなります。

といっても、牧場には入れないのですが・・・。
白樺林に差し込む夕陽

展望台の裏手に回ると、こんな林がありました。

夕方だったので、夕陽が差し込んで

なんだかとってもきれい。

夕方になって日が落ち始めたので、羊が丘展望台をあとにし、ホテルに向かうことにしました。

行きと同じく、バスで福住駅まで向かい、福住駅から東豊線に乗り込みます。下車駅は豊水すすきの。

今回の宿はその駅から歩いて7〜8分ほどの所にある「アートホテルズ札幌」です。

ここのホテル、僕が札幌に宿泊するときには必ず予約してしまう大好きなホテルで、

1、夜景がきれい 2、温泉大浴場がある 3、湯上りラウンジがある 4、浴衣でウロウロできる

という4点セットがすべて揃っている、とっても素敵なホテルなのです(^^)

今回も予約のときに高層階でリクエストしていたので、24階という最上階のすぐ下の階の部屋で、

部屋からはベッドに寝ながらにして、豊平川と札幌の街並みが一望できます。ぜいたく〜。

さっそく大浴場でひとっ風呂浴びて、スッキリしたところで、ホテルから歩いてすすきのに向かいます。

目指すは「さっぽろジンギスカン本店」というその名もズバリのジンギスカンのお店。

ここが「本店」の名前からは想像もつかないぐらい小さなお店なのです。

すすきののビル街に囲まれるようにしてひっそりと建つ2階建てのプレハブ小屋の2階にそのお店はあります。

店内はカウンターのみの15席ほどで、中では店主自らひたすら肉を切り続けています。

この肉がまたとにかくうまい!ジンギスカンというと、少し臭みのある肉を想像しがちですが、

ここの肉は厳選された生ラム肉を使っているので、ぜんぜん臭みがないんです(^^) ほんと革命的。

いつも行くときは行列覚悟で、今日も20分ぐらい並びましたが、並ぶ価値ありまくりです。うまい!

地下鉄東豊線

羊ヶ丘展望台へ行くのに、往復で利用した地下鉄です。

帰りはホテルのある、豊水すすきの駅まで乗りました。

札幌では一番新しい地下鉄で、4両編成で走っています。
さっぽろジンギスカン本店

すすきのの街中にひっそりと建つプレハブ小屋。

釣り具店の2階が、お目当ての店です。
店内の様子

階段を上がって、店の中に入るとこんな感じ。

カウンターのみの15席ほどで、いつも行列ができてます。

目の前で、オーナーがひたすら肉をさばいていました。

ここの肉は本当に臭みがなくて美味しい!
すすきの交差点

すすきのといえば、この賑やかなネオン街。

東京以北では最大の繁華街を形成しています。

新宿の歌舞伎町などと違って、とても歩きやすいのが、

この街の特徴で、家族連れや女性2人組なんかも、

けっこう多く見かけます。治安がいいのですね。

腹もすっかり満たされたところで、次は札幌の新名所、JRタワーに上ってみることにしました。

すすきのから大通公園まで札幌のネオン街を夕涼みがてら歩いて、大通駅から一駅だけ地下鉄に乗りました。

展望フロアゆきエレベーターの前で入場料900円を払って、さっそく展望台に向かいます。わくわく・・・。

展望フロアからは、さすが北海道一高いビルだけあって、東西南北、札幌の街が一望できました!

北海道ならではのまっすぐな光の道がどこまでも続いていて、あのテレビ塔すら正面より下に見えました(^^)

すすきの方面を見ると、賑やかなネオン街の向こうに僕たちの泊まっているホテルも見えました。

展望フロアにはカフェもあったので、そこでミルクティーを買って夜景を眺めながらまったり。。。

最後にビックリしたのが、男子トイレ!なんと周囲の壁がすべてガラス張りなんです(^^ゞ

なので、用を足しつつ、札幌の夜景を一望・・・ってことで、日本一開放的なトイレだそうです(笑)。

JRタワーは思っていたよりすごいいいところでした(^^) テレビ塔より展望フロアもずっと広いし、

雰囲気が大人っぽくて気に入りました。今度はここのホテルに泊まってみたいなぁ・・・。

展望室ゆきエレベーター入口

世界各国の有名なタワーやビルとの比較が、

図になって分かりやすく紹介されています。

JRタワーの展望室の高さは160m。

もちろん北海道では一番の高さです。
北サイド(北海道大学・石狩湾方面)

展望室にあがると、札幌の夜景が一望です!

こちら北サイドは高い建物が少ないので、

まっすぐな光の道がどこまでも続いているのが見えます。
南サイド(大通・すすきの方面)

こちらはすすきののネオン街がひときわ輝いています。

テレビ塔はライトアップを終了して、暗くなっていました。

正面には僕たちの泊まっているホテルも見えました。

札幌の夜を堪能したところで、地下鉄に乗ってホテルに戻ってきました。

ジンギスカンを食べて、すっかり身体中が肉臭くなったところで、さっそく温泉に入りに行くことに。

やっぱり大きなお風呂って気持ちいい〜(^^) しかも温泉なのでお肌もつるつるになりました。

湯上りは浴衣姿でラウンジへ。ここも無料なのが、ここのホテルのすごいところ!

ラウンジに僕がやってくると、すぐに冷たいお水を持ってきてくれて、優雅な気分に浸れます。

思わずクリームソーダを注文しちゃいました・・・(^^ゞ そんなこんなで、もう深夜1時。

明日も少し早起きなので、部屋に帰って寝ることにしました。おやすみなさい☆

  
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