3日目(8月19日)
〜旅程〜 | ||
函館 | 8:14→9:15 | 大沼公園 |
大沼公園 | 10:58→11:12 | 流山温泉 |
流山温泉 | 12:42→13:36 | 函館 |
函館 | 18:40→20:44 | 青森 |
青森 | 22:45→5:01 | 苫小牧 |
5:50。船は無事に函館に到着しました。 夜行便だった上に前日も夜行列車だったので、乗船してすぐに寝てしまい、 気付いたら函館に着いていました(笑)。 生まれて初めて鉄道以外の手段で北海道に渡ったことになります。 船を下りると、後ろには函館山が見えました。来たぞ〜!北海道! |
|
フェリーターミナルからせっせと歩くこと30分、函館駅に到着! 今や東京駅から始発の新幹線「はやて」と「スーパー白鳥」を使えば、 6時間で着ける所を、僕は3日目にしてようやく到着です。 駅舎は以前の時計台のついた可愛らしい駅舎から、すっかり装いを変え、 とっても現代的な駅舎になっていました。 |
|
函館駅の構内の様子です。 高い天井とそこから差し込む光が、とても明るい印象を与えてくれます。 行き止まりの駅であるという特性を利用して、 改札口からホームに行くまでに全く階段がありません。 とても人にやさしい駅の造りになっています。 |
|
函館といえば、やっぱり朝食は函館朝市でしょう! 駅徒歩30秒というとても便利な場所にあるので、 北海道にやってくると、必ずといっていいほど立ち寄る場所です。 北海道最大の市場で約400店の店がひしめき合っています。 今日もまだ朝7時台という早い時間から多くの人で賑わっていました。 |
|
こちらは青果コーナー。 観光客が多く集まる海産物コーナーに比べて、 こちらは地元の人たちの利用が多いようです。 じゃがいも・玉ねぎ・とうもろこし・メロン・・・。 北海道らしい食べ物が大集結していました。 |
|
朝市を歩いていると、左右あちこちのお店から 猛然と客引きの声がかかります。 「おにいちゃん、カニ買った?」「朝ごはんは済んだの?」「味見してってよ!」 一人一人に親切に対応していたのではお財布がもちません。 僕は今日は新鮮なイカを食べることを目標に歩いていたので、 イカの朝食を食べさせてくれるところを探して歩きました。 そんな中、超新鮮なイカを食えるってことで 客引きのおじさんにまんまと店の中へご案内されてしまったのが、 ここ「栄屋」さんです。函館朝市では、初めて入るお店でした。 |
|
栄屋さんでは採れたての活きたイカを その場ですぐに刺身にしてくれます。値段は1000円でした。 僕のイカもこのいけすから取って、厨房に運ばれていきました。 どんなのが出てくるのかな〜、わくわく♪ |
|
厨房へ持って行って2分。あっという間にイカ刺しができました! 写真では伝えられないのが残念ですが、 足がウネウネ動いてる〜。吸盤が舌に貼りつく〜(笑) しょうゆにつける度に、イカの足がグルっと回るのには思わず感動。。。 コリコリとした食感は今までのイカでは味わったことのない美味しさでした。 イカのワタも新鮮なだけあって、まったくクセがなく美味しかったです。 これこそ、函館までイカを食いに来た甲斐があったってもんです。 朝食はこのイカ刺しとご飯で1200円でした。もう大満足! |
|
栄屋さんでは食事をしたお客さん全員に、 生メロンジュースとミニソフトの無料サービスもしてくれます。 ソフトクリームはバニラとメロンとイカスミの3種類が選べるのですが、 せっかくだったのでイカスミにしてみました(笑)。真っ黒・・・。 だけど、食べてみるとこれがまたウマい!とっても食べやすい味でしたよ。 |
|
函館朝市でイカ刺しを満喫した後は、ローカル列車で小旅行です。 2両編成のディーゼルカーに揺られて、大沼公園を目指します。 車内は思いのほか旅人で混み合っていて、ちょっとビックリ。 長万部ゆきなので、きっと乗り継ぎで札幌まで行くのでしょう。ご苦労様・・・。 |
|
函館から1時間、大沼公園駅に到着しました! 特急なら20分のところを1時間もかかるのだから、本当にのんびりしてます。 |
|
駅から歩くこと5分ほどで、大沼公園の大沼に到着します。 沼といっても湖のように広く、たくさんの浮島があちこちに浮かんでいます。 後ろにそびえるのは駒ヶ岳。今でも噴煙を上げ続ける活火山です。 この景色は新日本三景にも選ばれていて、とてもきれいな所です。 |
|
せっかくなので遊覧船にも乗ってみました。 30分で大沼とお隣の小沼をぐるりと1周して帰ってきます。 景色はとってもきれいで、風も心地よかったけど、 やっぱり一人ぼっちで乗るのはちょっと寂しかった。。。 |
|
遊覧船の船内からは、駒ヶ岳が近くに迫り、 湖畔からでは眺められない雄大な景色を見ることができました。 天気がイマイチだったのがちょっと残念だったけど、 駒ヶ岳がきれいに見えたので満足! |
|
遊覧船を降りて、湖畔を散策してみました。 大沼ではいくつかの浮島に橋が架けられていて、 1時間ほどでぐるりと1周することができます。 橋から眺める大沼と駒ヶ岳の姿も美しいのですが、 散策路の緑もとってもきれいでした。 思わずすーっと深呼吸したくなります。 |
|
大沼公園には大きな大沼と小沼の他にも、 小さな沼がいくつもあって、それぞれに趣きがあります。 この沼にはハスの花が咲いていました。 |
|
レストハウスで山川牧場の牛乳を飲んでみました。100円。 特濃牛乳ということもあって、中身が沈んでいるのか、 お店の人が中身をしっかり振ってから渡してくれました。 味は。。。フツーかも。。。山川牧場さん、すいません。 けど、こういうところで飲むとやっぱりウマいよね! |
|
大沼公園駅に戻り、次に目指すは流山温泉です。 乗車したのは、「大沼・流山温泉バーベキュー号」。 なんとも美味しそうな名前の列車で、そそられてしまいます。 この列車、函館からやってきて、大沼公園駅に到着したあと、 いったん大沼駅までバックして、その後進路を変え流山温泉へ向かうという、 僕のように大沼公園から流山温泉に向かう客にとっては、 とっても便利なダイヤになっていたので、思わず乗ってしまいました。 |
|
車内の様子はこんな感じです。 ここはバーベキューカーと呼ばれる指定席で、 それぞれの座席にホットプレートが装着され、 そこでバーベキューを食べながらにして、 列車の旅が楽しめるという面白い仕組みになっています。 ところがこの日の乗客はたった1組の親子。ちょっと寂しいかも。。。 |
|
流山温泉に到着しました。 ここはJRが開発した新しい温泉施設で、 それにともない駅も新設されたという珍しい施設です。 建物も、とある建築家が設計したらしく、 屋根にはたくさんの流木が乗っていて不思議な感じです。 |
|
中に入ると、普通に受付があって、お金を払うとこんな入場券がもらえます。 いまどき珍しい硬券のきっぷです。さすがはJR。 肝心の温泉は・・・というと、露天風呂から駒ヶ岳が目前に見え、 温泉も源泉掛け流しで、なかなかの施設でした(^^) |
|
休憩室には元・快速「海峡」で使用していた車両の、 カーペットカーが使用され、のんびりくつろげるようになっていました。 |
|
入浴を終えて流山温泉駅に戻ってきました。 この駅で、ものすごい存在感を放っているのが、 200系新幹線です。北海道唯一の新幹線車両です。 中に入ることはできませんが、ホームのすぐ脇にあるので、 中の様子なんかもホームから見ることができます。 実際に北海道に新幹線がやってくるのはいつなんだろうなぁ〜。 |
|
ふたたび各駅停車に揺られて、函館に戻ってきました。 ここからは函館市内観光をすることにします。 さっそく駅の観光案内所で600円の市電1日乗車券を購入し、 市電で街を散策することにしました。 駅前で十字街方面の市電を待っていると、 やってきたのはなんと「函館ハイカラ号」! 1日に数本しか巡りあえない、とても素敵な車両です。 |
|
車内は混み合っていたので、座ることはできず、 けっきょく車両の一番前に立つことになりました。 けど、そのおかげで前がよく見えて運転手気分です♪ |
|
函館駅から3つ目の電停、「十字街」で下車。 ここは函館山ロープウェイの最寄り駅でもあり、 坂めぐりにも便利な駅なので、多くの観光客が下車しました。 僕は函館の名所のひとつである、 赤レンガ倉庫群にやってきました。 倉庫の中はすっかり観光地化されていて、レストランやお土産屋が たくさん入っているので、お土産を買うにはいいでしょう。 後ろに見えているのが函館山です。 |
|
そろそろお昼時なので、赤レンガの向かい側に立つ、 「函館海鮮倶楽部」というお店に入ってみました。 平日ということもあって、中は閑散としていましたが、 イカのいけすがここにもあって、ものすごく美味しそうでした・・・。 というわけで・・・。 |
|
「ぶっかけイカ刺し丼」を頂くことにしました。 イカの胴体を2ハイも使用した上に、イクラも乗っていて、 とってもボリューム満点の一品です!これがまたうまい! 思わずガツガツと食べてしまいました。今日はイカ三昧だなぁ〜。 |
|
腹も満たされ、運動がてらに坂めぐりに出かけてみました。 函館は、函館山に向かって海側から何本も坂があり、 それぞれに趣が異なっていて、 それが函館を象徴する風景のひとつにもなっています。 ここは「大三坂」。名前の割に狭いけれど石畳のきれいな坂です。 上の細くなっている所からは「チャチャ登り」という名前に変わります。 どのあたりが「チャチャ」なのかはわかりません・・・。すみません。。。 |
|
大三坂とチャチャ登りの間を横に走る通りは、 函館きっての観光エリアで、それぞれの坂を見ながら、 函館の街を見下ろすことができます。 また途中には甘味処や食事処も点在しているので、 食べ歩きをしたり、まったりするにもいい場所です。 教会もいくつか点在しています。 函館ハリストス正教会はその中でも存在感のある大きな教会です。 |
|
こちらは「八幡坂」。 函館の数ある坂の中でも最も景色の美しい坂といわれていて、 CMなどでもよく使われているそうです。 確かに、正面に函館港を見下ろす風景はなかなかのもので、 この坂を目当てに写真を撮りにきている観光客もたくさんいました。 |
|
こちらは「二十間坂」です。 最も幅の広いことから付けられた名前だそうで、 確かに他の坂と比べると格段に広くなっています。 |
|
坂めぐりを楽しんだ後は、今日のお風呂です。 今回も函館にきたら必ずといっていいほどお世話になっている、 市営谷地頭温泉です。 370円という銭湯価格ながら、中の施設はとっても充実していて、 五稜郭の形をかたどった、星型の露天風呂がとても気持ちいいです(^^) マッサージチェアも無料だし、湯上りは畳の大広間でのんびりできます。 この日はアテネオリンピックをやっていたので、思わず自分の部屋のように 畳に寝転がってテレビに見入ってしまいました(笑)。 |
|
温泉で今日の汗を流した後は、いったん青森に戻ることにしました。 今回の切符は急行「はまなす」の札幌行きに乗れるものの、 自由席しか乗れないので、函館からでは時間的にも遅く、 青森からの乗客で、座れない可能性が高かったからです。 幸い、この切符は函館〜青森間に限り、特急券を購入すれば、 乗車券を買わずに特急にも乗車できる特例があったので、 それを利用して特急「白鳥」に乗ることにしました。 |
|
青森では駅前通りにあったガストで軽く夕食をとり、 さっそく、駅のホームで急行「はまなす」の自由席取り合戦に参戦です。 22時45分発車なので、21時半に行けば余裕っしょ!と思って ホームに行ってみたら、やっぱり余裕でした(笑)。 それでも前から7番目ぐらいだったので、 一体一番の人は何時から並んでたんだろうと思ってしまいました。 |
|
とにもかくにも、無事、札幌ゆきの列車に乗り込むことができました。 発車間際になると、自由席はいっぱいになり、 僕の席の隣にも人が座ってきました。 やっぱり青森までいったん戻ってきてよかったぁ〜。 明日は苫小牧で途中下車、の予定・・・。 寝過ごさないように、早めに寝ることしました。 というより、列車・船・列車の連泊でさすがに疲れているらしく、 あっという間に夢の中へと落ちていったのでした。おやすみなさい。 |