青春18きっぷを使って、草津温泉に日帰りで行ってきました。
念願の雪見露天風呂ができて、とっても気持ちよかったです。



◎ 行 程


友達の提案で、急きょ行くことになった草津温泉日帰り旅行。
青春18きっぷは早起きが命!ということで、上野発7:41の高崎線に乗るべく、朝5時半起床。眠い。。。
とりあえず友達に「起きたよ〜」とメールを打って、朝食・歯磨き・着替え・・・っと。よーし、準備完了!

しかし、準備が終わって6時半になっても、友達から反応なし。あれ?と思って電話してみるが、出ず。。
「お〜い!まだ寝てるのかよー。。。それともシャワーでも浴びてんのかなぁ。」なんて思いながら、
とりあえず浦安駅を出発。途中、何回電話をしてもまったく出ず、ついに東京駅に着いてしまいました(汗)。
そして20回ぐらい電話をかけまくったでしょうか、ようやく電話に出やがりました(笑)。今、起きたとのこと。
大急ぎで準備をして、タクシーで東京駅まで向かうというので、仕方なく待っていることに。
けれど、待てども待てども友達から連絡はこず、
結局、高崎線の時間にはどう頑張っても間に合わなくなってしまいました(笑)。

そこで出ました、新幹線ワープ!東京から7時52分の「あさま」に乗り込み、
一気に熊谷まで先回り。ここでようやく本来の高崎線に無事、乗り換えることができました。
新幹線代は、もちろんおごりだったのは言うまでもありません(ちょっとトクした♪)。
超快適な約40分の旅でした(^^)
 

長野新幹線「あさま」
いきなり新幹線からスタートすることになった今回の旅。
新幹線はさすがに早く、上野を17分後に出たにもかかわらず
熊谷には16分も先に到着してしまいました。恐るべし。


熊谷で高崎線に無事に乗り換え完了。ロングシートの車両だったので、ここまで新幹線で来れて
かなりラッキーだったかも・・・とか、内心思ってしまいました。寝坊、バンザイ!(^o^)/
ここまで来てしまえば、高崎はもうすぐそこです。川を何度か渡って、群馬県に入り、
八高線の線路が近づいてくると、まもなく高崎です。
高崎まで来れば雪が降ってるかな〜と思ってたけど、ここまで来てもまだ雨でした。草津は大丈夫かなぁ。

高崎では15分ほどの待ち合わせで、吾妻線の普通電車に乗り換えです。
たった3両編成な上に、普通列車は1日に数えるほどしか走っていないため、
思ったより混雑します。今日もホームには列車の到着を待つ人がいっぱい(>_<)/
僕たちはどうしてもボックスシートをゲットしたかったので、
人が少ない屋根のない場所で、冷たい雨に打たれながら列車の入線を待ちました。



吾妻線の入線(高崎駅にて)
どうしてもボックス席が取りたいがために、
屋根のない場所で雨に打たれながら待ってました。


万座・鹿沢口ゆき
吾妻線の列車のほとんどは、この万座・鹿沢口ゆきです。
終点は大前駅なのですが、大前行きは1日たった5本。

雨の中待った甲斐があり、ボックスシートを無事確保し、電車は4分遅れて高崎駅を発車しました。
高崎を出た時点では全くなかった雪も、わずか20分ほどで、渋川駅に着く頃には一面の銀世界に。
渋川からは上越線と別れを告げ、単線のローカル線となり、さらに山奥へと入っていきます。
吾妻線は途中、小野上温泉・中之条(四万温泉・沢渡温泉)・川原湯温泉など、温泉の駅が多く、
温泉王国・群馬を象徴するような路線です。山と山の間を分け入るように電車は進み、
高崎から1時半。ようやく草津温泉の最寄り駅・長野原草津口駅に到着です!

祖母島駅
吾妻線に入って2つ目の小さな駅。待合室にのベンチには
寒くないようにと、座布団が置かれていました。

吾妻川
路線名の通り、吾妻線はこの川に沿って走ります。
まわりはすっかり雪化粧でした。

 
長野原草津口駅からは、JRバスに乗り換えていよいよ草津温泉に向かいます。
バスは駅を出ると、ぐんぐん山を登っていき、こんな山の上に本当に一大温泉郷があるのかと
疑いたくなるほど高いところまで登っていきます。何せ、草津温泉は標高1200mですから。
雪もどんどんその深さを増し、50cmを超えるほどになりました。
そして突如、たくさんのお土産屋さんや旅館が立ち並び始めます。
バスは定刻どおり、目的地、草津温泉に到着しました(^o^)/

 

JRバス 草津温泉行き
長野原草津口駅からはバスで草津温泉に向かいます。
列車に合わせて運行しているので、乗ったらすぐ発車!

草津温泉バスターミナル
草津温泉発着のバスは全てここに到着します。
JRのみどりの窓口もあり、新幹線のきっぷも買えます。

草津に到着して、まずは草津温泉のシンボル「湯畑」へ。
ここはさすが街の中心地だけあって、人がたくさんいました。
お土産屋さんもたくさんあり、足湯もあったりして、とっても賑わいがあって何度来ても楽しい所です(^^)
湯畑そばの「白旗の湯」という無料の公共浴場があるのですが、
並んでいるようなので、今回はパス。とりあえず、お昼ということで腹ごしらえをすることにしました。

湯畑の周辺はけっこう混みあっていたので、少し小道に入って、小さな定食屋さんでカツ丼を食べました。
友達は煮込みうどん&天丼セットを食べていましたが、どっちもまあまあでした(笑)。 

湯畑
草津温泉の中心にある温泉街のシンボル。
周囲は湯けむりと硫黄の匂いでいっぱいです。

湯滝
湯畑を流れた温泉は最後は滝となって流れ落ちていきます。
その迫力に、草津温泉のすごさを思い知らされます。

足湯
湯畑のすぐ脇にある人気のスポット。
人がいっぱいで、とても入れませんでした(笑)。

立ち並ぶ土産物屋
湯畑のまわりは、大きな旅館や土産物屋がいっぱいで
とっても賑わってます。歩いてるだけで楽しい(^^)

白旗の湯
湯畑のすぐ近くにある、人気の共同浴場です。
この日は外まで人があふれて、とても入れそうにありませんでしたが、
中は天井が高くて、とても気持ちのいいお湯なんですよー。

お腹も満たされたということで、さっそく温泉へ。
まずは「合わせ湯」という入浴法が体験できる、「大滝乃湯」に向かいました。
合わせ湯とは、40℃〜46℃の温度別の湯船があって、
それぞれの湯船に1分ずつ浸かっていくという入浴法で、
僕も試しにぬるい方から順番に入っていきましたが、最後の46℃にはさすがに参りました(汗)。
草津温泉独特の強酸性のお湯のせいで、アトピーの僕は身体がビリビリしました(>_<)/
ここには、この合わせ湯の他にも、大きな内風呂や打たせ湯、露天風呂、サウナまであり、
ゆっくりする気になれば、いくらでもいれるようなところでとてもよかったです。
温泉から上がった後は、5歳ぐらい肌が若返ったようにつるつるすべすべで、自分の肌じゃないみたいでした。
湯上がりは大好きなソフトクリームでクールダウン♪ 
友達は20分のクイックマッサージを受けていました。

大滝乃湯
湯畑からちょっと離れたとても立派な建物です。
この頃から雪もちらつき始めました。

大滝乃湯 入り口
受付を済ませると、廊下をずんずん歩いて
浴場まで向かいます。わくわくするな〜♪

湯上がりには大好きソフトクリーム
ビールが飲めない僕にとって、湯上がりの一品といえば、
このソフトクリーム。すぐ近くでガキんちょがものすごく
食べたそうな目で僕を見ていたのが辛かった・・・(笑)。

大滝乃湯をあとにし、今度は西の河原露天風呂に行くことにしました。
大滝乃湯と西の河原露天風呂は、湯畑を中心と考えると、まさに正反対。。。
距離的には1km以上あり、けっこう遠いのです。
けれど、湯畑の周辺の道はどこも旅館やお店で賑わっていて、
ぜんぜん飽きることはありません(^^)
特に、湯畑から西の河原公園に続く「西の河原通り」は草津のメインストリートで、
お饅頭屋さんや食堂、土産物屋さんなどがたくさん並んでいて、多くの人で賑わっていました。。
中には、強制的に饅頭を試食させる「饅頭の関所」もありました(笑)。
僕たちもまんまと食べさせられてしまいました。饅頭だけなら食べながら歩いて逃げることも可能ですが、
湯のみに入ったお茶まで強制的に渡してくるもんで、どうしても湯のみを店内に返さなくてはならず、
そこでお客さんは饅頭を半強制的に購入させられるという仕組みです(笑)。
僕たちはなんとか逃げました(笑)。けど、すぐ次のお店でも試食をやっており、
そこで食べた饅頭がとても美味しかったので、けっきょく温泉饅頭ご購入となりました。
家に帰って食べると、意外と福島銘菓の薄皮饅頭の方がずっと美味しかったりするんだけどね^_^;

滝下通り
湯畑から続く風情ある和風旅館が立ち並ぶ通り。
「せがい出し梁り造り」と言うそうです。

温泉饅頭の関所
西の河原通りには温泉饅頭を売る店がたくさんあり、
中には強制的にお茶と饅頭を渡してくる店もあります。

温泉たまご
西の河原通りにあった、温泉たまごのお店。
ここのお湯も、たまご専門の立派な一つの源泉なんだとか。


賑わう西の河原通りを過ぎると、いよいよ西の河原露天風呂は近いです。
これまでの賑わう街並みの雰囲気から一転して、殺伐とした景色が広がる「西の河原公園」にやってきました。
ここは、公園のあちこちから源泉が沸きだしていて、それが集まり、一つの川となって流れているという、
草津温泉のすごさを象徴する景色が見られるところです。川の水を試しに触ってみると、ちゃんと暖かい(^^)
大雪のあとだったということもあって、雪景色と沸き立つ湯けむりがとってもきれいでした。

長〜いつらら
長さ2m近くはありそうなつらら。屋内の暖房によって
解けた屋根の雪が再び外気に触れてできるそうです。

西の河原公園
あちこちから湧き出す源泉が一つの川となって、
流れています。触ると、あったかい(^^)

湯けむり沸き立つ西の河原公園を眺めながら、奥まで進んでいくと、
ようやく目的地の「西の河原露天風呂」に到着です。
観光案内所でもらった割引券を見せて、500円のところ、450円で入ることができました(^^)
ここは広さ150坪(300畳分)という、とんでもない広さが名物の巨大な露天風呂です。
この日も多くの人で賑わっていましたが、混み合っているのは脱衣所だけで、
いったん中に入ってしまえば、湯けむりで対岸が見えないほどの広さ(笑)。
あまりに広いので入り口付近と奥の源泉が沸きだしているところでは、温度もかなり違っていて、
僕たちは温めの入り口付近で、ゆったりと長湯を楽しみました。
周りに降り積もった雪で雪だるまを作ったりして、何年ぶりだろう(笑)。
周囲は原生林に囲まれていて、とっても雪景色がきれいでした。
大滝乃湯と比ると、お湯はやわらかくて、それほどビリビリせずに入れてよかったです。
そのとき、ちょうど雪もちらついてきて、念願の雪見露天風呂ができました。あ〜、気持ちいい。

露天風呂入り口
ここでお金を払って中に入ります。
大滝乃湯と違って、あるのは湯船のみです(笑)。

西の河原露天風呂
いたるところから源泉が湧き出る大露天風呂。
しかもこの広さで男女別だというから驚きです。

雪おろし
露天風呂の管理人のおじちゃんが屋根の雪下ろしをしていました。
雪国の人ってやっぱりたくましいねぇ。


西の河原露天風呂で雪見風呂を満喫したあとは、奈良屋旅館さんに隣接する喫茶店で、
ホットコーヒーをいただきました。店内はとっても暖かく落ち着いた雰囲気で、
思わず誰もが「ホッ」と言ってしまいそうな、そんな雰囲気です。
コーヒーを入れてもらってる間、裏口から旅館の入り口を見せてもらうことができました。
さすが歴史ある和風旅館だけあって、
今でも「フロント」ではなく、「帳場」と書かれていて、ノートのようなものが置かれていました。
僕たちが宿の中をうろうろしていても、嫌な顔ひとつせず、優しく「どうぞ」と
案内してくれて、なんだか泊まりたくなる気分になるお宿でした。

奈良屋旅館の喫茶室
内装は木で統一され、とっても温かみのある雰囲気です。
湯畑からすぐ近くなのですが、運良く貸切でした(^^)

ホッとコーヒー
友達はホットコーヒー、僕はウィンナーコーヒーを頂きました。
思わず「ホッ」としてしまう、優雅なひとときでした。


まったりお茶をしていると、あっという間に帰りのバスの時間になってしまいました。
発車5分前に長野原草津口行きのバスに乗り込み、あとは吾妻線に乗り換えて帰るのみです。
最後は高崎から湘南新宿ライン直通の普通列車のグリーン車に乗って、ゆったり帰京。
空いていたので、椅子を回転させて、足を伸ばして悠々と帰ってくることができました(^^)

草津には今回5時間の滞在時間でしたが、ぜんぜんこれでは足りないです(>_<)
「草津よいとこ、一度はおいで」なんて言いますが、二度、三度と訪れたくなるような、素晴らしい温泉地です。
今度はぜひ泊まりで来てみたいな〜♪

長野原草津口駅ホーム
列車を待つ静かな時間も、都会とは違ってけっこう好き。
20分ほどの待ち時間も苦になりませんでした。

高崎線グリーン車
最後は優雅にグリーン車で。しかも椅子回してみたり・・・。
おかげで疲れを残すことなく帰宅できました(^^)

(終わり)


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