おはようございます。
今日は5月3日。世の中、まさにゴールデンウィーク真っ只中!
ということで、僕も札幌から東京に遊びにやってきました^^
前日、5月2日のうちに東京入りして、その日は蒲田の友人の家に宿泊。
今朝は早起きして、京急蒲田駅を朝6時09分発の特急「高砂」ゆきに
乗り込みました。今日は東武電車に乗って、日光を目指します。
まずは京浜急行線と都営浅草線で東武電車の始発駅、浅草へ行きます。
京急といえば、ルルル〜♪の音階が楽しいメロディを奏でるモーターが
特徴的ですが、ホームに入ってきたのは1600形(1500形?)でした。
京急蒲田駅から浅草駅までは、都営浅草線直通で1本で行けます。
「特急」なので、京急線内は時速110kmでけっこう飛ばしていきます。
京急には「特急」よりさらに上の「快特」があり、
こちらは時速120km運転とさらに速度がアップします。
しかも、京急の時速120kmは流す感じの120km運転ではなく、
ぐいぐい飛ばす感じの120km運転で、その加速がたまりません(笑)。
そのたまらない高速運転と先述のモーター音のおかげで、
休日の「快特」の先頭車両は、必ずといっていい程ギャラリーでいっぱい。
今日も「特急」ではありますが、この通りすでにギャラリーがいました^^;
6時38分、都営浅草線の浅草駅に到着しました。
京急蒲田という東京の南の端から、浅草までわずか30分ほど。
途中、品川で一気に乗客が入れ替わって、
地下鉄線内はラクラクと座って来れました。
東京の列車は乗り入れが頻繁に行われているので、
乗り換えの手間もなく、楽でいいですね^^
札幌も地下鉄とJRがこんな風に乗り入れができればいいんでしょうけど
全路線、ゴムタイヤだからずっと叶わぬ夢です。
都営浅草線の浅草駅から地上に上がり、
東武電車の浅草駅にやってきました。
普段は観光客で大賑わいの、この界隈ですが、
さすがに朝6時台なので人通りもまばらでした。
今回、浅草駅から東武日光駅まで利用する乗車券です。
「株主優待乗車証」というもので、東武鉄道の株主の方々が
年に1回もらえる優待乗車券ですが、一般にも広く出回っており、
金券ショップやオークションで600円〜900円で取引されています。
札幌の金券ショップでは、さすがに手に入らなかったので、
今回はYahooオークションで、1枚820円で手に入れました^^
この乗車券1枚で、東武鉄道線の全線に片道1回乗車できます。
つまり、遠くまで行けば行くほど得というわけです。
浅草から日光までは、通常は1,320円ですから500円オトクです。
僕たちの乗車する列車は、5番線から発車する、
快速「東武日光・会津田島」ゆきです。
僕の地元である福島県まで一気に行くのだからすごいですね。
さきほど蒲田から乗車した京浜急行も種別がたくさんありますが、
こちらの東武鉄道は、さらに複雑になっています。
なぜか「急行」より「快速」の方が停車駅が少ないのです。
さらに区間急行・区間準急・準急なども加わり、複雑度は増すばかり。
まだ発車25分前なので余裕で快速列車のホームに向かうと、
5番線にはすでに長蛇の列が出来ていました。
6両編成で前2両が東武日光ゆきなのですが、
そちらは明らかに着席困難な状況だったので、
一番後方の車両の新藤原ゆきに乗り込み、
なんとか着席することができました。こんなに混んでるとは・・・(汗)。
けど、ボックスシートの窓際ゲットで一安心^^ 
下今市までは6両とも一緒に行くので、しばらくは座っていられます。
7時10分、快速「東武日光・会津田島」ゆきが、
定刻どおりに浅草駅を発車しました。
発車間際には車内に立ち客が出るほどの混雑になりました。
早めに家を出てきてよかったー。
発車すると、すぐにものすごい急カーブ。キンキン言ってます^^;
この急カーブのため、浅草駅には6両の電車までしか入れません。
キンキン言ってる線路を抜けると、隅田川に出ます。
隅田公園の桜もすっかり終わって木々の新緑がまぶしいです。
浅草を出ると、次の停車駅は北千住。
ここでさらに大量の乗車があり、向かい側にもオバさんが。
サングラスがガラス窓に映って若干怖いのですが・・・。
北千住を出ると、次は一気に春日部。
西新井、草加、越谷なども通過し、17駅も飛ばします。
北千住から北越谷までは、長い長い複々線区間。
途中、日比谷線からの列車と平行して走ったりして、
なかなか過ぎ行く車窓も面白いです^^
北越谷からは高架複々線の線路から、徐々に高度を下げて、
複線となり、地上を走るようになります。
久しぶりに停車した春日部駅では降りた分だけ乗ってきて、
あまり混雑度は変わりませんでした。
北春日部駅そばの車両基地を通過しました。
日比谷線に直通する列車は、
ここ北春日部が始発の列車も多く設定されています。
春日部を過ぎると、車窓は一気にのどかに。
ちょうど田植えの時期のようで、
あちこちの田んぼで田植え作業が行われていました。
北海道の鉄道車窓は、基本的に日本離れしていて、
あまり田んぼをじっくり見る機会がないので、
こういう日本的な風景を見ると逆にホッとする自分がいました^^
埼玉県も栗橋町に入り、まもなく終わりです。
埼玉は大宮から南と北で大きく風景が変わりますね。
南の方は完全に東京と一体化していますが、
このあたりまで来ると、東京とは別な文化圏を持っている感じです。
南栗橋駅のそばには、またしても車庫があります。
新型車両がたくさん停車していました。
南栗橋駅からは、地下鉄半蔵門線直通の列車が出ています。
半蔵門線直通列車は、そのまま東急田園都市線に入って
中央林間まで、埼玉・東京・神奈川の1都2県を走り抜きます。
これだけ埼玉の北の端から、渋谷や表参道へ1本で行けるのは、
なんだか不思議な感じがしますね。
田んぼ・田んぼ・田んぼ。
青空もきれいです。ガタンゴトンと揺れも心地よく、
列車の旅ってやっぱりいいなぁと思う瞬間でした^^
ぐ〜っとカーブを描いて、利根川を渡ります。
沿線にはたくさんの菜の花が咲いていました^^
車内は北千住からずっとこんな感じ。軽い通勤ラッシュ状態です。
立ったまま、日光や鬼怒川方面まで行くのはしんどいですね。
僕たちの乗っている車両は途中の新藤原止まりなので、
これでも、たぶん比較的空いている方。
他の日光ゆき、会津田島ゆきの車両はもっと混んでいたと思います。
春日部を出ると、東武動物公園、板倉東洋大前と停車。
あまり、乗り降りはありませんでした。相変わらず混雑したまま。
駅名板に「群馬県板倉町」とありました。
このあたりは少しの間、群馬県を走るんですね。
渡良瀬川を渡ります。
森高千里を思い出しました。
車窓はさらにのどかさを増していきます。
山も見えてくるようになり、関東平野もまもなく終わりです。
こういう風景を見ていると、あぁ、日本の風景だなぁって思います。
混雑した車内ですが、車窓の風景はとってものんびりしていて、
それだけで旅の気分を盛り上げてくれるのでした^^
新大平下駅。
周りを緑に囲まれ、すっかり田舎の駅の様相です。
ここでJR新宿駅から直通の特急「スペーシア」に抜かれます。
これまで日光へのアクセスはライバル同士だったJRと東武が
手を組んで新宿から一本で日光まで行けるようになったのは、
とても大きなことだと思います。
新大平下、栃木、新栃木と3駅連続で停車し、
この3駅でかなりの乗客を降ろしました。
続いて停車した新鹿沼でも大量の下車があり、
4人ギッチリ座っていたボックス席も、
向かい側の2人が共に下車して、僕たち2人だけになりました。
新鹿沼を出ると、列車は坂をぐいぐい登るように進んでいきます。
車窓には山が近くまで迫り、あちこちでまだ桜が残っていました。
下今市に到着。
ここで切り離し作業のため、しばし停車します。
僕たちも前2両の東武日光ゆきに乗り換え。
民族大移動のごとく、乗客が激しく入れ替わり、
会津田島ゆきは、尾瀬へ向かう人たちでものすごい混雑でした。
日光行きは一番前なので、一番最初に発車します。
さすがに座れはしませんでしたが、下今市から日光までは、
たった10分ほど。これならわざわざ浅草駅で、
混雑する日光ゆきにこだわる必要はありません^^
東武日光駅に到着しました^^
標高543m。爽やかな高原の風が吹きぬける駅でした。
当初は、東照宮を見学する予定でしたが、
天気がよかったので、中禅寺湖まで上がってみることに。
中禅寺湖までは往復するだけでも2,000円以上かかるので、
バス案内所で「中禅寺温泉フリーパス」2,000円を購入しました。
2日間有効の券なので、宿泊しても使用できますね。
バスに乗ろうと、バス乗り場へ向かうと・・・(汗)。
案の定・・・というか、ものすごい行列でとても座れそうにありません。
バスはかなりの本数が出ているのですが、JRの日光駅が始発な上に、
乗客の数が半端なく多いので、立ち客を乗せた状態で、
次々にバスが発車していきます。
僕たちはどうしても座りたかったので、3本ほど遅らせて、
東武日光駅始発のバスに乗りました。
バス乗り場の案内板には、いろは坂の所要時間が出ていましたが、
道路の方は今のところ順調に流れているようです。
僕たちを乗せたバスは、パンパンの状態で駅を発車。
東照宮へは別に本数のさらに多い市内バスが走っているので、
全員がこのまま、いろは坂を登ると思いきや、
東照宮で降りる乗客がいて、車内はブーイングの嵐。
殺伐とした雰囲気のまま、バスは東照宮を過ぎて、
いろは坂へと差し掛かりました。
「い」・「ろ」・「は」・・・とカーブ1つ1つに名前が付いています。
途中、男体山がきれいに見えました^^
せっかく購入した中禅寺温泉フリーきっぷ。
そのまま中禅寺湖まで一気に行ってしまうのもなんなので、
明智平バス停で途中下車してみました。
明智平は、いろは坂の途中の休憩スポットとして、
ドライブインが併設されています。
今日は連休中で天気がいいこともあって、駐車場は満杯。
こういうときに、バスだと駐車場を探したりしなくてよくて楽ですね^^
明智平からは男体山がすぐそばに迫り迫力があります。
男体山は標高2,486m。
北海道で最高峰の旭岳が2,290mですから、
いかに男体山が高い山かが分かります。
明智平に来たら、やっぱりロープウェイ。
普段は30分間隔ですが、今日は4分間隔という高頻度運転。
けっこう並んでましたが、10分ほどで乗り込むことができました。
ロープウェイ自体は15人ほどでいっぱいになってしまう、
とてもミニタイプのもので、逆にスリルがあって楽しかったです^^
ロープウェイを降りて、展望台へと登ると、
大きな男体山がさらに目の前に迫り、
思わず「おおーっ!」と声が出てしまいました。
明智平のロープウェイに乗ったのは、たぶんすごく幼い頃以来なので
日光にこういう迫力のある風景があることを知りませんでした。
山頂にはまだ雪が残っており、空気がかなりひんやりします。
周囲の木々もまだ芽を出していません。
いろは坂を登っていくうちに、だいぶ標高を上げてきたようです。
男体山から左方へと視線を向けると、
これから目指す中禅寺湖と、そこから落ちる華厳の滝が
まるで一つの絵はがきのようにきれいに見えました^^
よくテレビなどで見る日光の風景の一つですが、
この風景のすぐ右には、立派な男体山がそびえ立ち、
華厳の滝の「ドドドーッ」という水の音も聞こえてきて、
やぱり実際に見ると、まったくスケールの大きさが違います。
「日光ってやっぱりすごい観光地なんだなぁ」と、
しばし、この風景に友人共々、見入ってしまいました。


[ 後半に進みます ]

[ トップページに戻る ] [ 旅日記トップページに戻る ]
inserted by FC2 system