2日目の朝、起きたのは4時半でした(^^ゞ 別に目覚ましをかけたわけでもなく、自然に起きてしまいました。

基本的に枕が替わってしまうと眠れない性格のようで、旅行のときはいつも早起きしてしまいます。

朝風呂に入りたかったのですが、入浴受付が朝6時からなので、まだ1時間半もあるし、

部屋でゴロゴロしていても仕方ないので、外を散歩してみることにしました。天気もいいみたいだし(^^)

部屋からの眺め

24階の部屋からの眺めです。すぐ下を豊平川が流れ、

なかなか落ち着く景色です。

今日も晴れていい天気だ〜。
部屋の反対側の眺め

24階エレベーターホールからの眺めです。

シングルルームに泊まると、こんな眺めらしいです。

こちらはすすきの、大通公園、札幌駅方面なので、

高いビルが遠くまで続いています。

一番高いビルがJRタワーのビルです。

誰もいないフロントを通り過ぎ、向かったのはホテルのすぐ近くにある「中島公園」。

このホテルの最寄り駅として、中島公園駅はよく利用していましたが、実際に公園に行くのは初めてでした。

朝の中島公園、とっても爽快でした!けっこう朝早くから犬の散歩やジョギングをしてる人も多くて、

「おはようございます!」と挨拶してくれる人もいました(^^) 公園は思っていたよりかなり広くて、

池があったり、白樺林があったり、花畑があったりと、見どころいっぱいでした。カルガモ親子もいましたよ。

けっきょく公園の端から端まで歩いて、次の駅の幌平橋駅に着いてしまいました。けっこう歩いたなぁ。

帰りは地下鉄で・・・と思いましたが、まだ始発電車すら動いていない時間帯だったので、入り口が閉まっていました。

そのまま公園を逆戻りするのもつまらないので、豊平川という大きな川沿いの遊歩道を歩いて帰ることにしました。

ホテルから豊平川がすぐ下に見えるので、この河川敷を歩いていけば、ホテルに戻れるのです。

この河川敷もとっても広くて爽快、見上げると空がとっても高いんです。思わず「高いなぁ」とつぶやいてしまいました。

府中に住んでいたときに、よく多摩川の河川敷をこうして歩いていたころを思い出します。

生まれ育った町にも大きな川が流れていて、よく遊びに行ったのを思い出しました。

やっぱり川沿いっていいな〜住むならやっぱり川沿いだよね、なんて勝手にうなずいてる自分がいました。

中島公園

ホテルのすぐ近くにある広々とした公園。

周囲にはホテルがたくさん立ち並んでいます。

朝の気温は17℃とかなり涼しかったです。

朝5時だというのに、けっこう人が多かったのには

ビックリしました。

シロツメグサの花畑が広がっていました。
豊平川

河川敷を歩いていると、多摩川を思い出します。

空を見上げれば、真っ青な青空に高い雲。

こんなに高く広い空を見たのって久しぶり。

ホテルに帰ってくると6時ちょっと前。6時半まで待って、相方を起こし、朝風呂に誘いました。

朝風呂はやっぱり気持ちいい〜(^^) しかも大きなお風呂で温泉と来れば最高です!サッパリ!

朝風呂のあとはそのまま朝食会場に直行。7時ちょいすぎで、まだ朝食タイムが始まったばかりだというのに、

ものすごい人で、座席を取るのに一苦労でした(^^ゞ みんな実は早起きしていたのね・・・。

朝食はバイキングスタイルだったので、好きなものをたっぷり食べて、朝からしっかり栄養つけました。

朝8時、少し早めにチェックアウトして、地下鉄で札幌駅に向かいました。時計台だけ立ち寄ろうと思ったけど、

乗り遅れたりしたらマズイし、写真も撮りたいので、まっすぐに駅に向かうことに。

今日最初に乗るのは、富良野ゆきの「フラノラベンダーエクスプレス3号」です(^^)

一番前の展望席は取れませんでしたが、一番後ろの展望席が取れたので、展望が楽しみ!

列車がホームに入ってくるのを待っていると、なんと上野からやってきたカシオペアが先にホームにやってきました。

こんな近くでカシオペアを見たのは初めてだったけど、すべてが豪華ですっかり乗りたくなってしまいました(^^ゞ

乗ったわけでもないのに展望室タイプの部屋をバックに写真をパチリ。今度、ぜったいに乗ってやる〜!

寝台特急「カシオペア」

別に乗ったわけではないのですが、

たまたまホームに入ってきたので写真を・・・。

死ぬまでにいつかは、この展望室タイプの部屋に

宿泊してみたいですねぇ。

カシオペアに夢中になっていると、隣のホームに、僕たちの乗る「フラノラベンダーエクスプレス」が入線してきました。

2階建て車両を連結した、ハイデッカー車両なので、カシオペアに負けず劣らず、存在感抜群です。

さっそく乗り込むと、天井まで窓が広く取られた車内にはテレビまであって、リゾート列車らしい雰囲気。

僕たちの座席は一番後ろなので、座席をぐるりと回して最後尾の展望を楽しむことにしました(^^)

フラノラベンダーエクスプレス3号

富良野行きのリゾート特急です。

一日3本走っていて、車両もそれぞれ違います。

僕たちは「ノースレインボーエクスプレス」という車両。

すべての車両がハイデッカーになっていて、

窓も大きく、眺めのいい車両です。

9時08分、フラノラベンダーエクスプレス3号は、いよいよ富良野へ向けてエンジン音高らかに札幌駅を出発です!

大きな札幌駅がどんどん遠ざかっていくのがよく見えました。さっぽろ、さようなら〜。

最後尾からの展望は、ディーゼルカーならではの煙に包まれてしまって、実はあまりよく見えませんでした(^^ゞ

けど、その代わりに、車内に設けられたテレビから前方の眺望がリアルタイムで見れるのです。これはすごい!

しばらくすると、車掌さんが車内改札を兼ねて、ラベンダーが描かれた絵はがきとお楽しみ抽選券をくれました。

絵はがきは今日の日付が入ったもの。お楽しみ抽選券は、富良野駅の特設会場にて抽選をするとのことでした。

結局一番後ろの席を取った割には、それほど景色を見ることもなく、2階建て車両の1階にあるラウンジに行ってみたり、

車内販売でアイスを買ってみたり、寝不足だったので爆睡してみたりで、あっという間に富良野に着いてしまいました。
ラウンジカーにて

この列車には、2階建て車両が1両連結されていて、

その1階がラウンジになっています。

1階なので、それほど眺めはよくないのですが、

富良野のパンフレットが置かれていたり、

小さな売店があったりしました。僕もアイス購入。

以前はここが喫煙室だったのですが、

今は完全に禁煙になってましたね。

富良野はかなり暑かったです・・・。さすが盆地だけあって熱気がムンムンします。

駅前広場で、さっそく抽選会をやっていたので、試しにやってみるとなんと2等当選!(^o^)/

2等というとかなりすごい商品かと思いきや、ラベンダーソフトクリーム無料券でした。

けど、1等はメロン丸ごと1個だったのでもらっても持ち帰るのが大変だったかも・・・。2等でよかった〜(笑)。

さっそくそのラベンダーソフトを売っているお店に向かいました。

当選券を差し出すと、なんと出てきたのは普通のバニラソフトクリームではありませんか・・・。だましたな〜!

しかもソフトクリーム食べたら、のどが渇いて、カルピスウォーターなんぞ注文してしまいました。店側の思うつぼ・・・(^^ゞ

ジュースを飲み干して、少しホッと一息ついていると、ノロッコ号の時間が近づいてきたので駅に戻ります。

ホームに入ると、すでにノロッコ号停車中!僕たちは指定席を取っていたので、安心ですが、自由席はいっぱいでした。

先頭車両でさっそく記念撮影(^^) 席が確保されているので、安心して写真も取れます。300円ですから安いですよね。

富良野・美瑛ノロッコ号

機関車に乗り込んでパチリ。

こういう列車に乗るのは、やっぱり楽しいですね〜。
行き先表示板「びえい←→ふらの」

美瑛(びえい)と富良野(ふらの)って、

名前がとってもきれいですよね。大好きな地名です。

そしてついに「富良野・美瑛ノロッコ号」が富良野駅を発車しました。さっそく得意のノロノロ運転です(^^)

富良野駅を出ると、すぐに根室本線と分かれて富良野線に入り、景色も遠くに丘が広がる北海道らしい風景になってきます。

トロッコ列車なので、窓が開いていて、風がとっても気持ちいいんです。相方は初ノロッコなので、かなり興奮してました(笑)。

アナウンスのお姉さんが、車窓に展開するひとつひとつの風景を丁寧に説明してくれます(^^)

5分ぐらい走ったあたりで、ノロッコ号専属のお兄さんが車内改札がてら乗車記念証をみんなに配っていました。

今日2枚目の乗車記念証ゲットです(^^)v 

最初の停車駅は中富良野。ラベンダーの花がホームを彩っていて、とてもきれいな駅でした。

停車中にすぐ上を見上げると丘の上に町営ラベンダー園のラベンダー畑がきれいな紫色に染まっていました。

ここは冬はスキー場なので、夏の期間中はリフトに乗ってラベンダー畑を眺められるとのこと。一度は行ってみたいなぁ(^^)

僕たちは次の停車駅、「ラベンダー畑」駅で下車です。

1999年に出来たばかりの臨時駅ですが、ここでかなりごっそりと観光客が降ります(^^ゞ

何せ、日本一有名なラベンダー畑「ファーム富田」まで歩いて5分ほどなのです。

しかも週末で、ラベンダーもちょうど満開と来れば、1年のうちでも最も賑わう日だったのかもしれません。

道路は道路で観光バスや自家用車で大渋滞・・・。そんな中を僕たちも含めてノロッコ号下車の多数の観光客が、

好き放題に歩くもんだから、もうラベンダー畑の周りは大混乱(^^ゞ さすがは日本一のラベンダー園だけあります。

車と車の間をすり抜けて、なんとかファーム富田到着!さっそくラベンダー畑を見に行きます。わくわくするなぁ(^^)

そして、漂ってくるラベンダーの香りを嗅ぎながら、お目当てのラベンダー畑に到着!ラベンダーは満開でした〜(^o^)/

一面紫色に染まったじゅうたんのような花畑は、その美しさに思わず声を上げてしまいます。

人の数もものすごいですが、それだけの人を集めるだけの力がこの紫色の花にはあります。

「トラディッショナルラベンダー畑」というかなり急な丘を登ったところまで来ると、人の数もだいぶ減り、

頂上まで来ると、ほとんど人もいません。おまけにラベンダー畑の向こうに広がるのは富良野盆地の絶景!

みんな登ってくればいいのに〜と思ってしまいます。女の人たちはここでもやっぱりお土産物が好きですね(^^ゞ

ファーム富田「花人の畑」

入り口を入って最初に見える花畑。

ここでは訪れる人たちのことを「花人」と呼びます。

色とりどりの花たちが花人を迎えてくれるのです。
ファーム富田「倖の畑

数種類のラベンダーが咲き誇る一番広いラベンダー畑。

中を歩いていると、ラベンダーの香りが

ほのかに香ってとても爽快な気分にさせてくれます。

手前と奥では、微妙に色が違うのが分かりますか?

早咲きと遅咲きのラベンダーが植えられていて、

長い期間、ラベンダーを楽しめるようになっているんです。
トラディッショナルラベンダー畑

ファーム富田で一番奥にあるラベンダー畑。

その分、人も少なくてゆっくりラベンダーを楽しめます。

かなり急坂ですが、丘の上にも上がれます。
トラディッショナルラベンダー畑からの眺め

急坂を登った人だけが味わえる絶景。

ファーム富田を一望できます。

眼下に広がるのは、雄大な富良野盆地の風景。

もっと天気がよければ、遠くに大雪山や十勝岳連峰も

望むことが出来ます。

トラディッショナルラベンダー畑の次は、いよいよファーム富田を代表する風景、「彩りの畑」に向かいます!

こっちはもっときれい!うねった丘に虹色の花畑が広がり、相方は「夢見てるみたいだ〜」と言っていました(^^)

僕もこの時期に来るのは2回目でしたが、誰かとこの景色を共有できるというのは、とっても嬉しかったです。

人が多くて写真を撮るのも一苦労でしたが、なんとかきれいな写真が撮れました!

ポピー畑

赤やピンクのポピーがいっぱい。
ファーム富田「彩りの畑」

ファーム富田でも一番有名なこの風景。

ちょうど一番見ごろの時に訪れることが出来ました。

農園の方々の努力と汗の結晶ですね。
大勢の花人たち

この時期のファーム富田には日本全国から、

たくさんの花人たちがやってきます。

いつまでも眺めていたい・・・そんな風景でした。

小さなレストランでカレーを売っていたので、カレーを食べて腹ごしらえ。

ちょうどお昼時だったけど、意外と並ばずにスイスイ入れちゃいました。しかもソーセージ付。美味しかった〜(^^)

さらにカットメロン&メロンシェイクまで飲んですっかり腹も満たされました。さて、次いくか〜。

ラベンダー畑駅には普通列車は停車せず、上り下り合わせて1日6本のノロッコ号しか停車しないので、逃すと大変。。。

すでに僕たちが駅に着くころには、狭いホームはすごい人で溢れかえり、

しかもノロッコ号が近づいてくるのが見えていたので、ちょっと焦りました。

けど、ノロッコ号だけあって、ノロノロ。見えてからが長かった・・・(笑)。まったく余裕を持って乗車です。

ラベンダー畑駅で乗客のほとんどが入れ替わり、ふたたび車内は満席になりました。

ここから少し列車はスピードを上げて、上富良野・美馬牛と止まっていきます。美馬牛を過ぎると、ふたたびスピードダウン。

美瑛までの残り約15分間が、このノロッコ号最大の見どころとなります。見えてくるのはとんがり屋根の美馬牛小学校。

丘の上にポツンと立つ姿が可愛らしい学校で、ノロッコ号からは2回見えます(^^)

アナウンスのお姉さんも、ここから気合が入ります。「さぁ、1号車のお客さまからご準備はよろしいですか〜?」

「ハイ!まず1号車の方!続きまして2号車、3号車と見えてまいります。さぁ、ご覧いただけましたでしょうか?」

ノロッコ号から見える美瑛らしい風景は実はほんの一瞬。やはり下車して初めてその雄大さが実感できるというものです。

ノロノロ走ること、ラベンダー畑駅から約40分、終点の美瑛駅に到着しました。もう帰りの飛行機まで4時間・・・。

しかし、ここで引き下がっては悔いが残るということで、駅前でレンタサイクルを借り、丘めぐりに出発です!

レンタサイクル屋のオジちゃんにも「1時間半程度では、ほとんど見れないよ」と言われつつ、借りてしまいました。

美瑛の丘には大きく分けて、有名な木や丘の多い「パッチワークの路」と

あまり有名なスポットは少ないながら景色の雄大さでは引けを取らない「パノラマロード」があるのですが、

今回は「パノラマロード」にしました。美瑛駅を出発して、美瑛川を渡ると、さっそくひたすら上り坂・・・。

「パノラマロード」は丘の尾根沿いを行く眺めのいいコースなので、その尾根に到達するまでが一苦労なんです。

これまでの旅の疲れと、昨日の睡眠不足がたたって、かなり堪えます・・・。ううっ、しんど・・・。

そしてなんとか丘の上に到達!道の両側に、ようやくうねるような丘の風景が広がり始めました!

道も平坦になり、いよいよ「パノラマロード」らしいサイクリングになりました。う〜ん、爽快(^^)

途中、三愛の丘の手前にある「茶屋カーブ」という喫茶店でお茶をしました。

カーブにあるから、そういう名前らしいのですが、オープンテラスの席から眺める美瑛の丘の景色は絶景でしたよ!

美瑛「パノラマロード」

自転車を借りて、駅から20分ぐらい走るとこんな景色。

うねるような丘に広大な畑が広がり、

なぜかポツンと1本の木が立っていたりします。
丘の谷にある家

丘に囲まれた谷に、小さな家がポツンと建っていました。

絵はがきで見るような風景です。
三愛の丘「茶屋 カーブ」

三愛の丘展望公園のすぐ近くにある喫茶店。

オープンテラスからの景色はこの通り、なかなかです。

僕は「アフォガード」というものを注文してみました。

ソフトクリームに暖かい抹茶をかけたもので、

早く食べないとどんどん溶けていってしまうのですが、

甘いソフトとほろ苦い抹茶が微妙にマッチして、

なかなか美味しかったです!

その後、三愛の丘展望台で、360度広がる美瑛の丘の風景を眺めました。あぁ・・・北海道らしい景色もこれで最後。

あとは一気に坂を下って、美瑛駅に帰るのみ。帰りはひたすらびゅんびゅん飛ばしてきたのであっという間でした。

本当は「四季彩の丘」も「拓真館」も「新栄の丘」も行きたかったし、

こんなんじゃ美瑛の丘をぜんぜん堪能したなんて言えないのですが、さすがに今回は時間がありませんでした(>_<)/

またの機会の楽しみに、ということで自転車を返し、今回の旅の観光すべてが終わりました。

美瑛駅から旭川空港まではふらのバスで15分ほど。けっこう空港は近かったのですね。

19時10分、僕たちを乗せたAirDo38便は定刻どおり、旭川空港を離陸。そして定刻より10分ほど早く羽田空港に到着しました。

羽田に着いた瞬間のモワっとした暑さは、一気に僕を現実の世界に引き戻しました...(^^ゞ

土日という限られた時間の中での北海道旅行は、終わってみれば実にあっという間でした。

けど、飛行機を使えば、こんだけ回れるんだぞ!と言うのを改めて思い知らされ、

みんなが北海道に飛行機で行くのがなんとなく分かったような気がします。

2日間の短い旅でしたが、かなり中身の濃い充実した旅が出来ました。18回目の北海道旅行、これにて「完」!


最後まで読んでくれてありがとうございました!

  
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