4、5、6日目(8月20、21、22日)

〜旅程〜
8月20日 8月21日
苫小牧 6:12→6:48 追分 青森 5:52→6:17 野辺地
追分 7:08→8:16 夕張 野辺地 6:20→7:07 八戸
夕張 8:30→8:52 新夕張 八戸 7:30→7:52 陸奥湊
新夕張 8:57→9:56 新得 陸奥湊 8:12→8:30 八戸
新得 10:13→12:35 滝川 八戸 8:56→10:54 盛岡
滝川 12:52→13:50 岩見沢 盛岡 11:06→12:34 一ノ関
岩見沢 13:56→14:20 札幌 一ノ関 12:51→14:37 仙台
札幌 16:10→16:42 南千歳 仙台 15:05→16:06 福島
南千歳 16:52→17:13 苫小牧 福島 16:24→16:56 本宮
苫小牧 17:19→18:09 登別 8月22日
登別 19:58→20:40 苫小牧 郡山 16:19→19:07 大宮
苫小牧 20:44→21:28 札幌 大宮 19:10→19:35 上野
札幌 22:00→5:35 青森


目が覚めると空が白み始め、東室蘭駅に到着するところでした。

5:01、計画通り、
苫小牧駅で下車することができました。ホッ。

あいにく天気は台風の影響で
すごい雨・・・。こりゃ参ったなー。

しかし、はまなすを降りてしまってからには予定通り、旅を進めなくては!

ここからは室蘭本線の初乗車区間なので、ちょっとドキドキ。

岩見沢行きのワンマン列車に乗って、まずは追分駅を目指しました。
苫小牧からローカル列車に揺られること30分、追分駅到着です。

ここは岩見沢方面、新夕張方面、千歳方面と線路が交差している、

いわゆる交通の要所となる駅で、みどりの窓口もありますが、

駅の周りにはこれといって大きな町があるわけでもなく、

雨が降っていたこともあってか、なんとなく寂しい駅前でした。

ちょうど通学の時間帯で、高校生が親の車で駅に送ってきてもらう姿を

多数見かけました。

僕はここから
夕張行きの列車に乗り換えです。
追分駅から1時間ちょっと。夕張駅に到着しました。

「夕張」といえば、
夕張メロンでその名を全国にとどろかす、

知らない人はいないぐらいの有名な地名ですが、

現在の夕張駅は無人化され、ホームも1本しかなく、

ここから発車していく列車の本数も1日に9本と寂しい限り。

駅舎のすぐ脇には、とっても大きなホテルが建っていましたが、

逆にその建物以外は他にほとんど建物がなく、

かつて炭鉱で栄えた街とは思えないほどの静けさ&寂しさでした。

きっともう訪れることはないだろうなぁ。だって
寂しすぎるもん。。。
夕張駅では、そのまま乗っていた列車が折り返しの千歳ゆきになるので、

ふたたび乗ってきた列車に乗り込んで、
新夕張駅を目指しました。

ここまで、雨と眠気で、車窓風景をまったく撮れませんでした。(すみません)

途中の追分駅から僕と同じ行動をしている人がもう一人いて、

やはり新夕張駅で下車していました。

ここからはいよいよこの切符の特例区間ということで、

無料で、特急スーパーとかちに乗り込みます!
う〜ん、やっぱり特急は快適だー

リクライニングする座席、整然とした車内、そしてすごいスピード。

さすが特急だけのことはあります。

新夕張〜新得間は、
特急列車しか走っていないので、

特例で普通乗車券のみで特急列車に乗れる、とてもお得な区間です。

さぁ、行け行けー!と思っていた矢先、列車は急に減速。

何かと思ったら、「台風の影響で速度を落として運転しております」とのこと。

ラッキー♪これで長い時間特急の座席に座っていられるもんね(^^)

結局、20分ほど遅れて
新得に到着しました。1時間20分の優雅な旅でした。
新得からは根室本線に乗り換えて、滝川に向かい、

滝川から
札幌へ戻ってきました。

途中、新得から滝川までは、釧路からずっとその列車に乗っているという、

老人にずっと
人生の話を聞かされっぱなしで、

ぜんぜん景色が見れませんでした。雨だったからいいけどね。

本来の予定では
美瑛で下車して、サイクリングをするか、

富良野ラベンダー畑を見に行こう!と張り切っていたのですが、

台風のためあきらめる事にしたのです。
札幌駅はいつも人でいっぱい。

久しぶりに都会にやってきた感じがします。

新しいお店がたくさんオープンしていて、

来るたびにそのエネルギーにはビックリしてしまいます。

ふと思い立って札幌ラーメンを食べに行くことにしました。

これまで札幌では「味の三平」「五丈原」「味の時計台」など

有名どころにはちょくちょく行ってますが、

どの店も「これは激ウマッ!」という超感動作には出会っていないので

今回はいかがなもんでしょう。

目指すは、
「すみれ」というラーメン屋さんです。

地下鉄南北線に乗って、まずは最寄り駅の中の島駅を目指します。

東京の南北線よりはるかに賑わってるな〜(笑)。
地下鉄南北線の車両です。

札幌の地下鉄は全国でも珍しい
ゴムタイヤを使用しています。

そのため、乗り心地がちょっと東京の地下鉄とは違いました。

「さっぽろ」と「大通」で多くの乗車、下車があり、あとは落ち着いた車内でした。

ひとつ不思議に思ったのは、JRでは「札幌」なのに、

地下鉄では
「さっぽろ」とひらがなだったことです。なんで??
地下鉄に揺られること7,8分で中の島駅に到着しました。

しかし肝心の「すみれ」が
どこにあるか分からん!!(>_<)

散々、駅の周辺を左に行ったり右に行ったりしながら右往左往したあげく、

けっきょく
自分の力だけでは分からずじまいで、

最終的には下校中の女子小学生に「すみれって知ってる?」と

聞いて、ようやくたどり着くことができました。

こんな
怪しいお兄さんに声をかけられたのに、

無視せずに一生懸命教えてくれて本当にありがとう。

すみれはすでに長蛇の列でしたが、店内がけっこう広かったので、

30分待ちぐらいで食べることができました。味はう〜ん、
イマイチかも・・・。

これならチェーン店の「味の時計台」の方がウマいとか思ってしまいました(笑)。
ラーメンを食べ終わっても、まだ帰りの「はまなす」までは

だいぶ時間があったので、登別温泉に行ってみることにしました。

札幌駅に戻り、快速エアポートと各駅停車を乗り継いで、登別を目指します。

途中、台風が通過して一気に天気が回復したのか、

ようやく
抜けるような青空が広がりました。さすが空が青い!

新千歳空港から飛び立った飛行機もなんだか気持ちよさそうです。
苫小牧を過ぎると、車窓に海が見えてきます。

空にもほとんど雲がなくなり、青い世界が広がりました。
夕陽が車内を照らしてきました。

各駅停車の車内には、特急列車とは違い、

急がずのんびりとした空気が広がっていました。
登別駅からバスに揺られて15分。大きな旅館街が見えてくると、

登別温泉に到着です。

以前は、写真左にある「登別グランドホテル」に入浴したことがあり、

泉質の異なる露天風呂や大きな大浴場に大満足だったのですが、

今回は貧乏旅行ということもあり共同浴場に行くことにしました。
登別温泉には足湯はありませんが、

「手湯」なるものがあります。共同浴場のすぐわきにあって、

白濁したお湯がジョボジョボと流れています。

「無病息災」を願った鬼の石造が、なんだかご利益ありそうですね。
というわけで、「手湯」のすぐ左側に

共同浴場の
湯元「さぎり湯」があります。

中には残念ながら露天風呂はありませんが、

硫黄泉と明ばん泉の2つの泉質の湯船があって、

両方の湯船から源泉が贅沢にあふれていました。

僕は白く濁った硫黄泉が大好きなので、とってもお気に入り♪

今回最後のお風呂なので、しっかり温まってきました(^^)
お風呂から上がって外に出るとすっかり暗くなってました。

温泉街は明るいネオンに包まれて、とっても賑やかな感じでした。

帰りは再びバスで登別に戻り、電車で札幌へ。

急行「はまなす」の自由席にちゃんと座れるか心配でしたが、

思ったほど並んでなくて、余裕で窓際の席をゲットできました。

これで今回の北海道旅行も終わりです。

あとはひたすらに
各駅停車を乗り継いでいくのみ
福島の実家で1泊し、とうとう東京に帰る日になりました。

最後のラストランは、ちょっと優雅に指定席料金の510円を払って、

快速「フェアーウェイ」に乗ることしました。

これで帰れば、黒磯と宇都宮での乗り換えをしなくて済むし、

何しろ座席が特急型なので、とっても楽なのです(^^)

快速「フェアーウェイ」の車内です。

座席は背面と座面の2面がリクライニングする
超快適車両♪

新宿ゆきなのが浦安在住の身には玉に傷ですが、

それでも大宮まで3時間、楽々帰ってくることができました。

大宮からは高崎線のグリーン車連結の車両に乗ることができ、

まだグリーン車無料体験期間中だったので、

最後の最後まで優雅に帰ってくることができました(^^)
今回使用したきっぷ、「北海道&東日本パス」です。

JR北海道とJR東日本の全線と、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、

北越急行線の普通列車・快速列車に乗ることができ、

さらに特筆すべきは
急行「はまなす」の自由席に乗れること。

これで5日間1万円ポッキリはかなり安いと思いました。




  
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