バスを降りたら、まず会いに行きたい犬がいます。
川湯温泉に行ったら必ず会いに行く「セトナ民芸店」さんの犬。
いつも外にいるのですが、そこにいなかったので、
もしかして・・・と心配になっていましたが、
すぐ脇の建物の中から、ガラスをドンドンと叩く音が。
行ってみると、やっぱりいたいた〜!(^^)
今日は寒いので、建物の中にいたようです。
いつも遊びに行くと、すごく喜んでくれて、
今日も立ち上がってアピールしてました。
撫でてあげると、すごく嬉しそうです。
こういういかにも「日本犬!」っていう感じの犬が、
僕はとても好きです。
ちょうどセトナ民芸店のおじちゃんもいたので、
何歳なのか聞いてみたら、まだ3歳だそうです。
まだまだ若かったんだ〜。しばらくは会えそうです(^^)
セトナ民芸店から温泉街を進んで、
すぐ近くにあるのが民芸「香雪」さん。
売っているもの、全てが手作りの民芸品だそうです。
中からとても柔らかい物腰のお姉さんが出てきて、
「夜はライトアップするんでまた来て下さいね〜^^」と
言ってくれました。また暗くなったら来てみよう!
そしてようやく今日のお宿、「御園ホテル」に到着。
川湯温泉で最も歴史のある宿で、
僕が川湯温泉に宿泊するときは、「御園ホテル」か、
「名湯の森ホテルきたふくろう」のどちらかです。
御園ホテルは部屋と料理が、きたふくろうは露天風呂が一番です。
今回は通常1泊2食6,300円のところを、+2,100円でグレードアップ。
1号館という最も新しい館で、部屋食をいただく豪華なプランです。
あらかじめ予約するときに、高層階をリクエストしておいたので
最上階の5階を用意していただきました(^^)
清潔感あふれる部屋には、摩周の伏流水が用意されていました。
柔らかくてとても美味しい水です(^^)
まもなくお部屋係りの人が挨拶に来て、
夕食の時間や部屋の説明をして下さいました。
接客は昔ながらの暖かい日本旅館という感じです。
今回はJTBから申し込んだので、無料で湯めぐりパスポート付!
川湯温泉の中でも主力の七宿の湯めぐりをすることができます。
通常は購入すると800円するようです。
これを持って、さっそく湯めぐりに出かけることにしました(^^)
まずは御園ホテルのすぐ隣に建っている、
「グランドホテルアレックス川湯」。
最近、名前が変わってリニューアルしたということで、
館内はとてもきれいでした。接客もとてもちぐはぐ(笑)。
川湯温泉の温泉宿は、すべて源泉掛け流しなので、
泉質はどこもまったく問題ないのですが、あとは造りの問題。
ここは温泉街の真ん中にあることもあって、
露天風呂の開放感にかなり欠けるものがありました。
けど、最初に入った温泉だけあって、身体が一気に暖まって、
ホカホカになりました。あっという間に肌もツルツルです(^^)
もう1軒は、川湯温泉の中ではお風呂が一番お気に入りの、
「名湯の森ホテルきたふくろう」。川湯温泉で一番大きな宿です。
入口にも人が立っていたり、駐車場に誘導する人がいたり、
活気があふれる宿で、立ち寄り入浴でも気持ちよく接客してくれます。
温泉街の一番端にあるので、露天風呂からの眺めは抜群。
白樺林の広がる原生林を見ながら入る露天風呂は、
最高に気持ちよかったです。そのまま泊まりたくなりました^^;
だいぶ外も暗くなってきたので、
先ほど通りかかった、「香雪」さんをもう一度訪ねてみることに。
「また来てくれてありがとうございます」と笑顔で迎えてくれました。
お店の前にはアイスキャンドルが並び、とてもきれいです(^^)
川湯温泉街には民芸品店がたくさん立ち並んでいますが、
この「香雪」さんが一番かわいらしく、ライトアップなどしている感じです。
中央に一際大きく光るカラフルなライトも、全て氷でできています。
売られているもの、全てがお姉さんの手作り。
確かに見ると、大きさや紐の編み方など、
どれもちょっとずつ違っていて、手作り感が伝わってきます。
どれも可愛らしいものばかりで、思わず欲しくなってしまいました。
結局、僕はクリオネの携帯ストラップを購入しました。
編み方や表情、大きさがどれも異なっていて、
みんなかわいらしいのですが、一番太ってるのを買いました^^;
「ほんと、これは大きかったですね」とお姉さんも笑っていました。
値札には900円と書かれていましたが、100円おまけしてもらいました。
「また遊びに来て下さいね〜」という優しい笑顔に見送られ、
自分の宿へと帰ることにしました。
他の民芸品店でも、おじさんがせっせと木彫りをしてました。
川湯温泉はとても寒いところにある温泉街なので、
あまり外をふらつく人は多くはないのですが、
どこのお店もちゃんと営業していて頑張っています。
白樺を模した電柱が立ち並ぶ温泉街。
飲食店や洋品店などもあり、
愉快なカラオケを唄う声も聴こえてきました。
いろいろと温泉街を歩いてるうちに、すっかり暗くなりました。
温泉街の中心にある「湯の川園地」には、足湯の場所の上に、
温度計が設置されていて、ここの数字を見るのが密かな楽しみ^^
前回、両親と来たときは「-17.4℃」まで下がっているのを見ましたが
さすがに3月に入って冷え込みも緩んだのか、
「-6.4℃」までしか下がっていませんでした。
ライトアップが雪に反射して、とてもきれいです(^^)
夜のダイヤモンドダストパーティは、
2月いっぱいの開催なので、残念ながら昨日で終了でした。
湯めぐりパスポートは、自分の宿も含めて、
3箇所のお風呂に入ると、
もれなく木製コースターをもらえます(^^)
御園ホテルから、きたふくろうまではかなり距離があるので、
「寒い中、本当にお疲れさまでしたね」と
ねぎらいの言葉をかけていただきました。
この木製コースター、これで2個目です。
部屋に帰って、少しまったりするといよいよ夕食。
部屋食なので、次々にお部屋係りのお姉さんが
手際よく料理を運んできてくれます。
テーブルの上はもう料理でいっぱいです。
よく歩いて、お腹もかなり減っていたので、
ふたりともガツガツ食べまくりました。
毛ガニも1匹ずつ付いているので、取り合いになりません。
その他にもホタテの釜飯や、天ぷら、お刺身など、
美味しいものがいっぱいで、大満足の夕食タイムでした(^^)
本当にごちそうさまでした〜。
おはようございます・・・。
昨夜の豪華夕食の後は、ふたりとも急に眠たくなってしまい、
お布団係の方が来てくれるまで、畳の上で爆睡。。。
その後、布団を敷いてもらったと同時に寝ました(^^ゞ
というわけで、翌朝は5時に起床。
肝心の自分の宿のお風呂に入っていなかったので、
朝風呂に入りに行くことにしました(^^)
お風呂は貸切かな?と思ったけど、けっこうな混み具合。
露天風呂は雪がちらちらと降って、気持ちよく入れいました(^^)
川湯温泉のお湯は、名湯・草津温泉とほぼ同成分。
強烈な酸性のお湯が肌にぴりぴりと効いて、傷に染み、
温泉成分を思う存分、実感(痛感)できる温泉と言えます。
なので、どの宿もお風呂には必ず「真湯」が用意され、
できるだけ湯あたりしないようになっています。
脱衣所には摩周湖の地下水を利用した麦茶が置いてありました。
う〜ん、うまい!
部屋に帰る途中の廊下からは。
大きなつららが下がっているのが見えました。
もう3月とは言え、まだまだ朝は寒いんですね。
朝食は普通のバイキング。大きな宴会場で食べます。
けど、右下の自家製「カスピ海ヨーグルト」が美味しかったです^^
自家製=川湯製なのに、なぜにカスピ海なのかはちょっと不明(汗)。
朝の部屋からの眺めも、山が見えてなかなかきれいでした^^
夏は料金が上がるので、また来年の冬に来ようと思います。
チェックアウトを済ませて、バス停に向かいました。
バスの時間までは、湯の川園地の中で記念写真。
硫黄の匂いがする湯気がたちこめる、湯の川園地は、
温泉にやってきたな〜というのを実感できる場所です。
湯の川園地にある「あし湯」です。
足湯からそのまま源泉がこぼれて、川となって流れています。
それだけ源泉が豊富ということですね。
この足湯のすぐ近くに温度計があるので、
温度計の数値は、気象台の数値より若干高くなります。
今朝の温度は-2.9℃でした。
前回、早朝に父と一緒に来た時より15℃も高いです。
突き刺すような寒さはもうありませんでした。
バス停にやってきました。
川湯温泉ゆきの始発、8時01分のバスに乗ります。
バスは列車に合わせて出ているので、
本数は少ないながらも、便利なダイヤで走っています。
川湯温泉ゆきのバスがやってきました。
始発ではないので、バスターミナルを出発すると、
ぐるりと不思議な円を描くように走ってから、
この「郵便局前」バス停に到着します。
僕たちの他に乗客ゼロ・・・。
まぁ、いつもこんなもんなんでしょうか。。。
途中から地元のおばちゃんが1人乗ってきました。
料金表や整理券はなく、
「川湯温泉⇔川湯温泉駅 280円」という表示しかなかったので、
どのバス停から乗車しても、一律で280円のようです。
駅までは約10分の道のり。
途中、牧場があり、馬の姿が見えました。
川湯温泉駅に到着しました。
何度来ても、味があっていい駅ですね。
この駅舎がいつまでも現役で残ることを祈ります。
中には喫茶店「オーチャードグラス」が入っており、
営業時間中であれば、列車待ちに珈琲や手作りケーキを
食べることもできて、とても素敵な駅です(^^)
朝は10時からの営業開始なので、この時間は残念ながら
さすがに空いていませんでした。
みんな「わし湯」と呼んでしまう「あし湯」です^^;
よく見ると「あし湯」なんですけど、
パッと見、「わ」に見えてしまいますよね。
北海道内初、駅舎の中にある足湯です。
いつの間にかできていましたが、平成15年6月にOpenしたそうです。
泉質は、硫黄臭たっぷりの温泉街のお湯とはまったく異なり、
とっても柔らかい重曹泉。長湯が楽しめるお湯です。
こんな改札が残されているのも、味があっていいですね^^
昔はここに駅員さんが立って改札をしてたんでしょうね。
今は無人駅となってしまいましたが、
なぜか、ここかしこに人の温かみを感じる駅です。
線路を渡って、反対側へと渡ります。
ここを本当に列車がやってくるのかと思うほど、
今の時間はシーンと静まり返っています。
踏切のカンカンという音がなると、
静かに1両編成の釧路行きが入ってきました。
とっても静かな風景ですが、列車は網走から来ているので、
車内は相変わらず混雑していました。
デッキまで人が立っていたので、座れないかも(汗)と思いましたが、
窓枠の全然合ってない、後ろ向きに進む座席は空いていました。
ここから標茶駅あたりまでは、それほど車窓に変化がないので、
ほとんど景色の見えない座席で、寝ていくことにしました。

    
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