朝5時、まだ地下鉄も動き出す前に家を出発。

地下鉄は始発が6時代なので、

それではJRの始発に間に合わないのです。

3kmぐらいなので、札幌駅に向かって

とぼとぼと歩くことにしました。

まずは暗い中島公園を横断して大通りに。
20分ぐらい歩いて、すすきの到着。

朝まで遊んでる人もちょこちょこいますが、

東京ほどではない感じ。

さすがにこの時間は静かだなぁ。

ネオンの輝く街をひたすら進む。
30分ちょっとで大通公園到着。

ここで空が白み始めてきた。
約40分で、ようやく札幌駅に到着。

スタスタ早足で歩いてきたので、

3kmの距離を40分ほどで歩いた。

すっかり明るくなり、朝帰りの人の姿も見える。
自動券売機で「1日散歩きっぷ」を購入!

さぁ、乗って乗ってモト取るぞ〜。
6時5分発、旭川行きの普通列車。

特急なら1時間20分で走破する札幌〜旭川間

を、4時間もかけてのんびりと走ります。

しかも電化区間なのに、ディーゼルかよ〜!

なにはともあれ、この列車からスタートです。
車内の様子はこんな感じ。

天井の扇風機が時代を感じさせます。

4人がけのボックス席と2人がけのボックス席が

並び、2人がけの座席から埋まっていきます。

僕も2人がけの座席ゲット!
苗穂駅を過ぎて、豊平川を渡る。

わが家はこの川のここより少し上流にあります
その後、しばらく爆睡。。。

気付くと、もう岩見沢を過ぎていました。

豊沼駅の改札口。今は無人駅だけど、

かつては有人改札であったことを

物語るように、改札口の前には

人が通るための柵がありました。
空知川を渡ります。

まもなく滝川駅到着です。
滝川駅に到着しました。札幌駅から約2時間。

ここで富良野行きに乗り換えです。

待っていたのは1両のディーゼルカー。

意外と混んでいて、ボックス席はいっぱいです。
滝川からは「根室本線」に入ります。

快速だったので、富良野までの間に、

3駅通過しました。

途中、この芦別駅と赤平駅は大きな駅です。
野花南(のかなん)駅。

なんか南国っぽい駅名ですね。
富良野駅にまもなく到着するというところで、

ずっと横を流れていた空知川を渡りました。

朝の冷え込みにより、霧氷で覆われた

木々が河川敷に立ち並び、

幻想的な雰囲気をかもし出しています。
滝川から1時間弱で富良野駅に到着。

北海道の中心に位置するので、

「へそ」のお人形さんがお出迎え。
乗り換えの時間まで1時間ぐらいあるので、

富良野の中心街をふらふらしてみました。

電線がなくてきれいな街並みです。

除雪もきれいに行われているようでした。
10時02分発の旭川ゆきに乗って、

美瑛方面を目指します。

車内はけっこう混んでて、

これまたボックス席取れず。。。

富良野線はいつもけっこう混んでますね。
西中駅。

ラベンダー畑を有する代表的な町、

上富良野と中富良野の間にある小さな駅です。

どんなに小さな駅でも必ず、

ちゃんと誰かしら乗り降りがあります。
30分ほどで、「美馬牛(びばうし)駅」に到着。

降りたのは僕ひとりでした。

冬はここで降りるのがオススメです。
美馬牛駅の看板。

こんなこと書かれると、

余計に胸が高鳴っちゃいます(^^)
かわいらしい美馬牛駅舎。

いつ来てもリースが飾ってあります。
美馬牛駅の待合室です。

無人駅ですが、ちゃんと石油ストーブがたかれ

中はポカポカ暖かいです。

ベンチに置かれた座布団が優しさを感じます。
美馬牛駅の周りは見どころいっぱい!

美瑛駅に比べると、かなり地味な存在ですが、

風景の美しさでは負けていません。

最初は最も近い「美馬牛小学校」から

歩いていってみることにしましょう。
途中、こんなつらら。

本州ではあまり見ない方向に伸びてます。
「美馬牛小学校」

美馬牛駅から徒歩10分程のところにあり、

三角屋根が有名な、とても小さな小学校です。

夏に走る「ノロッコ号」の車窓からも見えるので

美瑛を代表する風景の一つとして、

すっかり定着しています。

こうして近くまで来る観光客は少なく、

今日は土曜日ということもあり、

あたりはひっそりとしています。
北海道ではエゾシカはよく出るのですが、

この辺ではリスが出るんですね。
美馬牛小学校の次は、

「四季彩の丘」に向かいます。

この途中で、ようやく風景が広がってきます。
かわいいワンちゃん(^^)

かわいさの中にも、厳冬の中暮らしているという

たくましさのようなものを感じます。
「四季彩の丘」に到着しました。

緑の季節に来ると、丘一面に花が咲き乱れ、

遠くに十勝岳連邦を望むという、

絶好の展望スポットなのですが、

今日はスノーモービルが走り回っていて、

肝心の展望スポットへは

徒歩では入れませんでした(泣)。

というわけで、白樺林だけ撮ってみました。
「四季彩の丘」を後にし、

次は「拓真館」に向かいます。

坂を下っていくのですが、その途中で、

四季彩の丘を下から見上げられる場所が

あります。頂上に1本だけ木が立っているので、

それが目印ですね。
「四季彩の丘」から「拓真館」へは約3km。

アップダウンがきつく、自転車でも徒歩でも

けっこう辛い道のりですが、

途中の景色は美瑛でも指折りのものです。

広い広い雪原のずっとず〜っと遠くに1本だけ

木が立っています。
針葉樹に囲まれた道もあります。

微妙な上り坂でけっこう辛いかも・・・。
拓真館に到着しました(^^)

ここまで美馬牛駅から最短で5.1kmです。

ここ拓真館は、前田真三さんという写真家が、

美瑛が有名になるずっと昔からコツコツと

撮ってきた、丘のとっても美しい写真が

たくさん展示されています。

入場も無料なので、近くを通りかかった時には

ぜひ立ち寄りたいスポットです。
拓真館の周りを囲む白樺の道。

5分程度で歩ける遊歩道になっています。
「拓真館」の前にある看板で、

美馬牛駅まで5.1km、美瑛駅まで8.8kmという

表示があって、ちょっとウンザリ(汗)。

う〜ん、どっちにしようかと少し迷いましたが、

このまま美馬牛駅方面に戻ったら、

また同じコースになるので、

あえて、遠い方の美瑛駅を目指すことに。

それにしても8.8kmって、果てしないなぁ。。。
美瑛駅までの8.8kmは、

ひたすら看板に従って、進むのみ。

途中、ホッとする風景があちこちにあります。
ウシがモーモー鳴いてました。
またしてもワンちゃん。とっても寒そう・・・。

雪が降ってきたのです。
拓真館から延々と歩くこと約2時間弱。

よ〜うやく、美瑛の中心街に到着しました!

街が見えた瞬間、一気に疲れが出て、

足が棒のようになってしまいました(笑)。

こちらは美瑛町役場です。

左側の高い展望台は四季の塔。

展望台からは美瑛の丘を遠望できます。
三角屋根のかわいらしいお店が立ち並ぶ、

美瑛駅前のメインストリート。
商店街をふらふらしてみましたが、

レストランはやっぱり高いなぁ。。。

お金が財布に1,000円しかなかったので、
(↑それもどうかと・・・汗)

昼食は、こちらの「麦菓堂」さんで、

パンを頂くことにしました(^^)
パン屋さんの中はこんな感じ。

静かでとっても落ち着いた雰囲気です(^^)

イートインコーナーがあったので、

食べていくことにしました。
ピロシキ

クリームドーナツ

デニッシュクリーム

合わせて380円で、今日の昼食終了。

雪がすごい降ってきたので、

それを眺めながら、のんびりくつろぎました。
そして、ついに美瑛駅に到着!

約15km程の美瑛の「パノラマロード」を

徒歩で歩ききってしまいました。
美瑛駅からは再び、富良野方面の列車に

乗り込みます。旭川方面へは

この「1日散歩きっぷ」では行けないのです。
美瑛〜美馬牛の間、ひたすら歩いてきた道を

列車はわずか7分で走りぬいてしまいます。

途中、車窓から「赤い屋根の家」が見えました。

この家も、美瑛を代表する風景の一つです。
丘の上に立つ1本の針葉樹。

誰がどんな目的で植えたのか分かりませんが、

とっても絵になる風景ですね。

この風景を最後に、

深い眠りへと落ちていきました☆

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