お昼ごはんは、美馬牛駅から徒歩3分のところにある、 「Gosh」(ゴーシュ)さんで頂くことにしました。 美馬牛駅周辺でこの時期、ご飯が食べられる場所は ほとんどないので、とっても貴重な存在です。 |
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美馬牛周辺でご飯を食べるときは、 いつも四季彩の丘のそばにある「かぜまち珈房」さんに お世話になっていたので、ここは初めてです。 なかなか洒落た建物と入口で、期待に胃が膨らみます^^; |
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お店の中は、天井が高く開放的。 まだオープンして間もない感じの造りだったので、 店員さんもぎこちない感じでした。 僕が入ったときは、お客さんゼロだったので、 とっても静かでよかったのですが、 すぐに、7人組のグループが入ってきて店内は一気に賑やかに。 |
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無難に一番安くてお腹にたまりそうな「キーマカリー」を注文。 カレーの上に乗っているのはポテトサラダで、 あとはそれにパンとレタス数枚の超小さいサラダが付いてきました。 コーヒーもセットだったので、それは食後にゆっくり飲もうと思っていたら、 カレーと全く同じタイミングで出されてしまい、 食事を終える頃には、すっかりコーヒーが冷めてしまったのが残念でした。 店内もグループ客がいたので、かなり賑やかで、 ゆっくりしたかった僕にとってはあまり居心地がいいとは言えませんでした。 店員さんの接客もイマイチで、もうここに来ることはないな、と思いました。 |
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気を取り直して、駅前に戻り、 次はジェットコースターの道へ。 上富良野町へと入ります。 |
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国道273号を渡って、西11線という農道へ。 ここから2kmちょっとの区間がジェットコースターの路です。 |
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ジェットコースターの路はこんな感じ。 まっすぐな道が上ったり下ったり、まさにジェットコースターです。 ずーっと歩いていってもいいのですが、帰るのが大変なので、 1つ目の山で折り返すことに。 夏に家族で訪れたときは、周りに畑が広がっていて、 両親はとても感動していました。さすがに冬は来ないだろうなぁ^^; |
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美馬牛駅に戻ってきました。 まだ列車の時間まで40分もあります。 静かな静かな待ち時間。 ホームでこんな写真を撮ってみたりしました。 駅舎の中のストーブで温まっていると、おじいちゃんが来て、 「次の汽車は何時かなぁ?」と聞いてきたので、 そのあと、いろいろお話ししながら、待ち時間を過ごしました。 そのおじいちゃん、ずっと美瑛で生まれて、育って、今に至るそうで、 「汽車の旅はいいよねぇ」と、その暖かい人柄がとても印象的でした。 |
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先に、旭川ゆきの列車が到着しました。 僕も富良野行きの列車に乗るために、 反対側のホームに渡りました。 ここで、列車の行き違いをするようです。 |
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僕の乗る、富良野ゆきがゆっくりと坂を下りてきました。 雪の中を走る列車は、味があっていいですね。 |
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一駅目の上富良野駅で下車。 ここから十勝岳温泉へと向かいます。 |
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上富良野駅は富良野線では数少ない駅員さんのいる駅。 しかし夕方になると、いなくなってしまいます。 この時間は、すでに駅員さんの姿はなく、 列車から降りるときに、運転手さんに切符を見せて降りました。 北海道の駅は駅員さんのいる駅が少ないし、列車もワンマンだし、 ほんと人員削減が進んでるなという感じです。 |
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駅前から十勝岳温泉ゆきのバスに乗ります。 僕が乗るのは16時31分発のものです。最終です。 |
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やってきたバスは、なんとマイクロバス。 町営バスなので、こんなものなのでしょうか。 一瞬、バスの姿を見てたじろいでしまいました^^; バスは上富良野駅で、僕ともう一人のおじさんを乗せると、 ノンストップで一気に山を登り始めました。 インターネットで調べた限りでは、途中にたくさん停留所が あるはずなのですが、車内アナウンスもありません。 どうやら、この町営バスは自己申告制のようです。 僕もそれを途中で悟り、「"バーデンかみふらの"さんの前で」と お願いしました。「ハイ、バーデンさんね」と運転手さんも慣れた様子。 |
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途中からすごい吹雪いてきましたが、 バスはほぼ定刻の17時55分に「バーデンかみふらの」に到着。 町営バスはこの「バーデンかみふらの」を出ると、 吹上温泉→バーデンかみふらの→湯元凌雲閣→バーデンかみふらの→ 吹上温泉→バーデンかみふらの→上富良野駅の順に、 十勝岳温泉と吹上温泉と巡回するように駅に戻っていきます。 なので、ここバーデンかみふらので降りれば、 一番長い時間、温泉に浸かっていられるのです^^ |
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「バーデンかみふらの」さんは、洒落た建物でした。 雪が降りしきる中、ここだけが明るく輝いていて、 旅人を優しく迎えてくれるたたずまいでした。 |
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フロントで入浴料500円を払って、さっそく温泉へ。 それがなかなか大声で呼んでも誰も出てこず、 「おーい!タダで入ったろか〜!」という感じでした^^; 結局、食堂の厨房の方までツカツカ入り込んでいって、 調理場の人に日帰り入浴をお願いしました(笑)。 |
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温泉は濁り湯の源泉100%掛け流し。 決して大きいお風呂ではありませんでしたが、 周囲を雪の壁に囲まれていて、上から降りしきる雪が 実に心地よい露天風呂でした。 またここのお風呂は、内湯と露天風呂のお湯が繋がっていて、 お湯に腰まで入った状態で、ドアを開けて露天風呂へ行くという 不思議なアプローチが楽しかったです。 |
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滞在時間50分で、ふたたび町営バスに。 これが山を下る最終バスなので、絶対に逃すわけにいきません。 またものすごい勢いで山を下って、途中、手に汗握りました。 冬と夏で同じダイヤを組んでいるあたりが、 さすが雪国やるなという感じです。 乗ってきたのが、このバスです。小さいですよね^^; |
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上富良野からは、再びバスに乗ります。 今度は旭川から富良野までを結んでいる「ラベンダー号」。 バスは駅前までは入ってこないので、 大きな通りまで出て、バス停でバスを待ちました。 こういう途中のバス停はたいてい定刻に来ないんだよな〜と 思いながら、ひたすらバスを待ちました。思い切り寒い・・・。 |
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と思ったら、1分も遅れずにバスが到着。 早いわけでもなく、遅いわけでもなく、 ピッタリに来るなんて、なんて優秀なバスなんでしょう! 上富良野でけっこうたくさんのお客さんを下ろしたのち、 乗車したのは、当然のことながら僕ひとり。 行き先を聞かれたので、「終点までお願いします」と言いました。 このバス、「新富良野プリンスホテル」まで走ってくれるんです。 |
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新富良野プリンスホテルに到着しました。 途中、車体が大きくぐらつくほど、路面は凍り付いていたのに、 1分の遅れもなく到着した運転手さんには拍手を送りたいぐらい。 |
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帰りのバスまで1時間しかないので、さっそくニングルテラスへ。 今回、このホテルに来たのはここが目的です。 優しい灯りが輝くエントランスに、期待が膨らみます。 |
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ゲートをくぐると、おとぎの国のような世界が広がっています。 ニングルテラスはログハウスのお店が森の小路に立ち並ぶ、 とってもメルヘンチックな森の中の散歩道。 夏は木々の緑がまぶしくてきれいですが、 冬の夜もまたとても素敵な雰囲気です。 |
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各お店の前には、雪だるまくんがお出迎えしてくれます。 夜21時まで営業している上に、 すぐプリンスホテルに隣接しているため、 夜になってもけっこう歩いている人たちがいました。 |
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お店の優しい灯りと、降り積もった雪。 歩いているだけでとっても穏やかで優しい気持ちになれます。 |
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マフラーを巻いた雪だるまもいましたよ^^ 本当に微笑ましい風景がたくさん転がっています。 |
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チュチュの家。このニングルテラスで一番大きな建物です。 中はカフェになっていて、けっこう人が入っていました。 暖かい家の中で、暖かい飲み物を飲む。。。幸せですね^^ |
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雪が降ってすごく寒いのに、 こころがほんわかする、そんな風景。 お店の中では、職人さんがせっせと絵を描いたり、 木工作品を仕上げたりしています。 うちの母は、夏に訪れたとき、「ここに1日いたい」と話していました(笑) 確かに女の人にはたまらない場所だと思います。 |
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ニングルテラスの街並みを抜けて、けっこう急な坂道を下ります。 | |
100mほど下ったところにあるのが、「森の時計」。 ドラマ「優しい時間」で登場した喫茶店だそうです。 僕はドラマを見ていなかったので、分からないのですが、 ドラマを見ていた人にとっては、たまらないお店らしく、 夏に訪れたときは、外まで長い行列が延びていました。 この時期、しかもこの時間。さすがに並んでいる人はいませんでした。 ここのお店、自分で豆を挽いて、それでコーヒーを飲むそうです。 ぜひ一度、時間のある時にゆっくり訪れてみたいですね。 |
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ふたたびニングルテラスの中を歩いてホテル方面へ戻ります。 階段がけっこう急勾配になっている場所が多くあり、 景色に見とれながら、滑ったら大変です。 |
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最後はふくろうさんがお見送りしてくれました。 冬のニングルテラスはとてもよかったです。 また時期を変えて、ぜひ訪れてみたいと思いました。 |
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新富良野プリンスホテルからは、 「ナイトシャトルバス」で富良野駅まで戻ります。 このバスは無料で、1時間おきに出ています。 僕が乗ったときは、外人さんのグループが周囲を囲み、 ものすごい勢いで騒ぎ散らしていました(-_-;) まぁ、一応飲み屋に行くために出ているバスなので、 気分がハイになるのは分かりますけどね。 |
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バスも定刻どおりに富良野の街に着きました。 途中、駅に一番近いと思われる「へそ小路入口」で降りました。 そこからはダッシュで駅まで3分ほどでした。 そしてすぐさま滝川行きに乗り換え。 これに乗れれば、なんとか札幌まで確実に帰る手段を 得たことになり、かなりホッとしました。 ここまでバスを多用した旅のわりには、 予定通りにバスが走ってくれて、本当に助かりました^^ |
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滝川行き。貸し切りです。 逆に寂しい・・・。 |
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暖かい紅茶でも飲みながら、ゆっくり帰りますか・・・。 帰りも根室線内は快速運転なので、 富良野を出ると、次の上芦別まで相当の時間止まりません。 静かな静かな車内に、ディーゼルの音だけが響いて、 まさに列車の旅をしているな〜としみじみ感じる瞬間でした。 夜は車窓が真っ暗になってしまいますが、 こういう夜の静かな時間も、けっこう好きだったりします。 |
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滝川で岩見沢ゆきに接続し、711系に揺られ約40分。 岩見沢で小樽行きの731系に乗り換えて、札幌まで帰ってきました。 富良野から札幌まで2時間40分ほど。 最後はほどよい疲れが心地よく、ウトウトとしながら札幌に着きました。 今回は冬の美瑛&富良野を満喫した、とてもいい旅になりました。 (完) |